Ehang社のEH216-Sが中国民用航空局の型式証明を取得しました。
EVTOLも様々な機種の開発が始まって早10年は経っているような気がしますが、
型式証明を取得したのは今回のEH216-Sが世界初。
とはいえ中国民用航空局のものなので、世界的に通用するものではないです。
型式証明のデータシートが読めたのでメモがてら、書いてあることを残してみる。
無人操縦飛行の場合は、
・天気悪い日(雨もだめらしい)は禁止
・昼間のみ
・人の少ない場所
・遠隔操縦者の視界範囲内(最低2人は配置する必要)
・水上飛行は離着陸含め禁止
・最大飛行高度は対地高度120m、MSLで1000m
とのことでした。
今出せる型式証明としては妥当な範囲だと思いますが、人の少ない場所でしか飛べなかったり、最高高度が対地高度120mと、人を輸送する商用飛行はかなり厳しいのではないかと思われる。
最高高度については、日本国内でいうと最低安全高度が地上150mなのでそれをすでに割っているので、どういう理屈なのかはちょっとよくわからない。