滑子航空機,覚書

飛行機好きで、写真を撮ったり、プラモを作ったり。

歴史

Mg 19 Steinadler 分解記録

次はMg19の分解の様子をまとめます。 こちらは初飛行が1951年で、オーストリア製の複座グライダー。ミニモアと同様にガル翼ですね。ちなみに、この時代のガル翼グライダーはFafnirというグライダーの影響が強いそうです。 尾翼取り外し まずは尾翼のフェアリ…

Gö 3 Minimoa 分解記録

最近、メーヴェっぽい飛行機ことM-02Jが頻繁に試験飛行をしているという話を見て、そういえば、と今頃になって思い出した滝川でのビンテージグライダーの分解作業の写真。 今では安住の地を失いつつあり、今後の行方も決まっていないビンテージグライダーた…

80年代から現在までの国産機たち

80年代以降は国内で開発された航空機が少ない。 見ての通り、T-2CCVや飛鳥などの実験機を含めてもこの程度の数しか開発が行われていない。しかも0からの開発は本当に少なく、T-4からP-1までの間、日本独自の完全新規開発には長い空白の期間がある。戦後の航…

戦後の国産機:番外編

わざわざ番外編とするのもおこがましい話だとは思うが、まだまとめ切れていないので、番外編としたい。 一般的には軽飛行機以上に知られていない、グライダーや個人製作の飛行機があるのだが、あまり資料もないので調べられた範囲で書いてみる。 大学開発の…

70年代の国産機たち

60年代からそのまま続けて。 トップバッターはC-1。上の表では川崎重工の欄においているが、日本航空機製造が開発を行っている。 C-1自体は66年、つまりYS-11の初飛行の4年後から基本設計が開始されている。 ようやく後継機のC-2が就役したところだが、すで…

60年代の国産機たち

50年代の飛行機紹介に続き、今回は60年代の国産機を紹介したい。 50年代と違い、この時代は"売れる飛行機"の開発をすすめていたように感じる。 日大では引き続き、N-58、N-62が開発(ともに現・ジャムコとの共同開発)されているが、N-62はFAAの型式証明まで取…

航空解禁直後の航空機たち

よく、GHQによる航空禁止令があったから戦後の航空機開発が遅れ、 それが原因で21世紀にいたる現在まで遅れをとっているという人がいるが、 むろんそんなことはない。エンブラエルを見てほしい。 ところで、戦後の航空機開発の変遷は調べてみると面白い。 下…