わざわざ番外編とするのもおこがましい話だとは思うが、まだまとめ切れていないので、番外編としたい。
一般的には軽飛行機以上に知られていない、グライダーや個人製作の飛行機があるのだが、あまり資料もないので調べられた範囲で書いてみる。
大学開発のグライダー
日大が航空機の開発をしていたことはすでに記事にしているが、東京大学では航空解禁すぐにLBS-1を開発し、東北大学ではごく最近まで現役で使用していたCumulusを開発している。
ともに大学としてなのか、学生 or OBが大学と関係なく開発したものかはわからないが、そのようなグライダーが存在したということで書いておいた。
国産グライダー
有名どころは現役で飛ぶ機体のある萩原式だろう。シリーズ合計で数十機生産された。
"萩原式H-23CⅢ"
他にもあるようでソアラーだけでも備忘録として書いておく。
・三田式1~ 3型
・軽飛行機式SS-1、SS-2
・富永式鴎号
・佐藤前田SM式206
・あそG
・倉橋式KD-1
・霧ヶ峰式とんぼ54-1
・東飛式SA
・富士B-5
つらつら並べてみたが、ソアラーだけでも意外と多いなあと印象。萩原式、三田式を除けば量産はされていないと思う。多くが航空解禁すぐの機体ということもあり、情報が少なすぎて詳細は不明。
"三田式3改1型"
三田式グライダーの中には、本庄季郎氏が設計にかかわったものもある。
ホームビルト機
外せないのはホームビルト三河だろう。ホームビルト機を設計・製造していた会社で現在でも飛ぶ機体は多い。
他にも個人で設計し、飛ばしていたホームビルト機もある。OX5 スバルプレンや濱尾式しおからとんぼあたりが有名らしい。
"濱尾式 80%スケール零戦"
こちらは、飛行はしていないようだ。
知らない中で調べてみると、国産グライダーは意外とあったんだなあと感じる。
しかし、残念ながらその多くが過去形だ。