海上保安庁(と海上自衛隊)がご熱心なMQ-9 SkyGuardian。自衛隊はともかく、海上保安庁で入れるためには、民間登録の都合なんらかの型式証明が必要になるはず。
"MQ-9の写真がないのでRQ-4でお茶を濁す"
当然ながらMQ-9はまだ型式証明は取得しておらず、2020年の取得を目標にしているとはいうものの続報はなし。とはいえ今年の4月には、陸送の上の再組立てというこれまでの納入形態ではなく、ホローマン空軍基地まで初のフェリーフライトによる納入を行っている。このフライトではNational Airspace System(空域、空港、航法施設などを含むネットワーク。感覚的には民間機も運用されている領域という考えでいい気がする)上を飛んでおり、十分な安全性が確認されつつあることが示唆されます。
"MQ-9はアメリカ合衆国税関・国境警備局で運用されているが、Nナンバーはいらないらしい。当然写真がないので、同組織が運用しているUH-60でお茶を濁す"
日本で飛ばす際は現状の航空法では「無人航空機」ではなく通常の航空機扱いになると思われますが、FAAの型式証明がどういう扱いになるのかを含めて気になるところです。
そういえば、昨今もてはやされるeVTOLこと空飛ぶクルマ。完全自動操縦を実現するには、同じようなことをしないといけないはずですね。