滑子航空機,覚書

飛行機好きで、写真を撮ったり、プラモを作ったり。

岐阜基地航空祭2019に行ってきた その1

 昨年は諸事情でいけなかった岐阜基地航空祭。様々な種類の航空機のフライトが見れるため、毎年楽しみにしている航空祭のひとつです。

 今年はなんと開門が6時30分と事前にアナウンスされており、いやいや早すぎるでしょうという気もしますが、がんばって早起きをして参戦。

 

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  ここ数年、おなじみとなったX-2の展示。毎年どの角度から展示されるのかでやきもきしていましたが、今年はついに格納庫から飛び出しての展示。360°好きな角度から眺めることができました。

 

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  近くから撮影した正面。丸々してかわいらしい印象があるが、遠くから眺めるとスマートでかっこよい飛行機である。

 

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  ついに近くで見ることができた偏向パドル。一度くらいはわしわし動くところをお目にかかってみたいところ。展示飛行はさすがに無理でしょうが。

 

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  テストパイロットコース50周年を記念して塗装されたテスターカラーのT-4。

 

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  岐阜でも見納めか?F-4の並び、RF-4とともに。岐阜基地って結構な数のF-4が配備されていたのですね・・・。

 

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  中部日本航空連盟岐阜支部のGrob103aTwinⅡ。丸っとしたかわいらしい印象がありますね。

 

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  格納庫内で展示されていたF-2Bにはスピンシュートが。こちらも珍しい展示ではないでしょうか。

 

さて、次回は飛行展示の紹介。

 

小牧基地開庁60周年記念オープンベースに行ってきた その2

 今回は飛行展示の紹介。

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  入間基地より飛来したC-1。開庁60周年記念ということで、小牧基地に所属する第1輸送航空隊に以前配備されていたC-1が飛来した。

 

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  恒例のKC767による空中給油デモ、といってもブームの展開はなし。今回のF-2は青白君。飛んでいるところは久々に見たが、翌日の岐阜でも元気に飛んでました。

 

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  C-130とのフライトではブームを展開。

 

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  地上展示されていたRF-4はフライトも実施。RF-4が他基地の航空祭で飛行展示するのはなかなか珍しい気がする(静浜で見たことあるけど)

 

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  飛行展示の間にフライトする痛飛行機。機体に書かれているDrone Fundは、ドローンの開発を行う会社に対して投資を行うベンチャーキャピタルの会社。開発そのものを行っている会社ではないらしい。

 

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  ブルーインパルスはいつものように編隊飛行のみを実施。非常にいい天気であったので、通常の航空祭であれば最高の演技を行ってくれたことだろう。

 

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  風も弱く、非常に美しいハートとサクラを見ることができた。

 

 最後は帰投。

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  以外にも、陸からの離陸を見たことがなかったUS-2。脚上げをしっかり拝むことができた。

 

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  入間からお越しのチヌークさん。

 

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  空のイベントなので、なかなか注目を集めることはないが、毎度やってきてくれるOH-6もいよいよ見納めだ。

 

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  P-1も厚木へお帰り。

 

小牧基地開庁60周年記念オープンベースに行ってきた その1

 毎年年度の終わりである3月に開催される小牧基地オープンベースが今年度は11月に開催されました。今回は岐阜基地航空祭が次の日にあるという、はしご航空祭な日でした。

 

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  エプロン地区開放と同時にオープニングフライトがスタート。

 

 さて、まずは地上展示の紹介を。今回の小牧基地オープンベースは見ごたえのある地上展示が多かった。

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  3月に開催されたオープンベースでは、当日に取りやめとなっていたKC767の機内公開。機内は撮影禁止でしたが、今回は見学することができました。基本的には旅客機ベースの貨物機といった感じですね。なるほど、確かに輸送機として使いたくなるのもわかります。

 

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  レッドブルエアレーサーである(あった)室屋さんはエクストラ330SCで飛来。

この日はファンサービスを行った後、岐阜基地に向けて飛び立った。

 

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  珍しく、FDAが機体を展示。カラーは黄色。昼からはタッチアンドゴーの訓練を行っていた。そろそろMSJ(旧MRJ)の展示も見てみたいものだが、まだまだ厳しいか。

 

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  US-2の展示では、救難時の様子が展示されていた。

 

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  US-2の錨。形状を見る限り、ボート等に使われている錨と同じもののようだ。

 

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  いよいよ退役が近づいてきたRF-4。前部カメラの扉を開いた状態で展示されていた。直近では、台風被害の状況を撮影した写真がネット上にでていましたね。

 

 次回は飛行展示の紹介を。

 

入間基地航空祭2019に行ってきた

 あまりの来場者数の多さから人間航空祭と言われる入間基地航空祭。一時は30万人を超える来場者数を記録していたが、今年は12万人程度と某ドラマの影響は落ち着いてきたようだ。

 YS-11の展示が最後の可能性があるとのことで初めて見に行ってきました。

 

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  地上展示されたYS-11飛行点検機160号機。すでに退役済みだ。

 

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  飛行展示に向けて待機するYS-11。160号機といろいろと装備が違うことがわかる。

 

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  YS-11が飛んでいるのを見るのは、これが最後になるかもしれないなあ。

 

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  R&Rダートエンジンは確かに特徴的なエンジン音がする。

 

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  C-1の編隊飛行。C-1もずいぶん減勢しているが、C-2の生産スピードは非常にゆっくりなため、まだしばらくは飛ぶことになるでしょう。それでも、飛んでいる機体は生産のかなり後期のものになる。

 

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  習志野駐屯地所属の第一空挺団による降下展示。まずは天候偵察のために一人だけが降りる。

 

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  たんぽぽから放たれる綿毛のようにぽんぽん降りていきます。

 

  今年の入間基地航空祭ではブルーインパルスの展示がありましたが、帰りの渋滞を考慮して早々に退散。帰るときにもまだぞくぞくと入場する人がいて驚かされた。

 

その他

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  ロービジ塗装のT-4。

 

YS-11EA

  招待客席の奥に鎮座するYS-11EA。こちらはエンジンをGE T64に換装し、プロペラもハミルトン・スタンダードの3枚のものに変更されている。

 電子戦訓練機で秘匿性が高いため航空祭で展示されることはなく、今後も飛行展示を含め展示されることはないだろう。

 

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  青山学院大学航空部によるグライダーの展示。

 

アンリ・ファルマン機を見に所沢航空発祥記念館まで

 これ単体だとわざわざ見に行くほどでもないかなあと思っていたけど、入間基地航空祭に行くことにしたのでついでに。

 

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  ファルマンⅢ型。陸軍所沢飛行場にて徳川大尉が1910年12月19日に"公式記録として"日本で動力付き飛行機の初飛行を行った。

 ファルマンⅢ自体は1909年初飛行の機体で、ライトフライヤーの飛行から6年後である。

 

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  自信がなかったのかどうか定かではないが、エレベーター付きの水平尾翼がしっかり後ろにあるにもかかわらず、ライトフライヤーのような前翼もついている。

 また特筆すべきところといえばエルロンが装備されている点だろう。現代航空機の操舵要素がしっかり入っている。

 

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  エンジンはロータリー式で、いわゆるシリンダー側が回転する今考えるとものすごいエンジンで極初期の空冷航空用エンジンだ。プロペラはまだまだ船のスクリューの域を出ていない様子。

 

 展示されている機体は当時の機体ということだが、第二次大戦後にアメリカに渡った際にレストアされ、当時の部品はあんまり残っていないとか。

 

エアフェタ浜松2019に行ってきた

 今年も行ってきました、エアフェスタ浜松2019。今年はブルーインパルスに加えて、なんとPACAFのF-16のアクロバットもあるということで前々から楽しみにしていました。

 また、浜松基地といえばパイロット養成を行っていることもあり、T-4がどれくらい復活しているのか気になっていたというのもあります。

 

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  今回は第31教育飛行隊と第32教育飛行隊の混成で6機のT-4がフライトを実施。多いときは9機で編隊飛行を行っていたので、おそらくこれが現状での全勢力に近い数と思われます。ところで、浜松基地には何機のT-4が配備されてるんだっけか。

 

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  まだしばらくは教育課程に影響がありそうですね。

 

 以前は会場南側でも撮影できるスポットがあったのですが、今回はすべて立ち入り禁止に。仕方なく、滑走路端で撮影を行いました。

 

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  滑走路の延長線上のため、F-16が真上を飛んでいきます。撮影どころじゃない。

 

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  おきまりのハイスピードローパスをかましてそのまま突っ込んでくるF-16。爆音が真上を通り過ぎていきます。撮影どころじゃない。

 

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  ま、あんまり撮ったことのない角度から撮れたのでよしとしましょう。

今年は岐阜基地への参加も予定されていたのですが残念ながら取りやめとなったようで、見れるのはまた来年か。

 

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  逆行と順光の狭間な立ち位置のため、変な光加減の写真を量産。

 

 お昼からはやや逆光がましになるのでエプロン地区に移動して撮影。

 

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  F-16のアクロ飛行のあとだと、何が飛んでも見劣りする。

 

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  いよいよ見納め(撮影側的には)が近づいてきたF-4/RF-4。撮れるうちに撮っておきましょう。今年は百里基地航空祭にも参加予定。

 

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  エアブレーキを使用しながらの旋回。お芋タンクにはドット絵のスプーク君がいますね。

 

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  ブルーインパルスは6機フルメンバーで演技を実施。今年はやや高度の低い曇りだったので、水平系の演技となった。

 

 その他地上展示機

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  第32教育飛行隊30周年記念塗装。つまりT-4も30年選手というわけだ。

アップデートが行われているという話を聞かないので昔から仕様でそのまま使われている可能性が高く、昨今のグラスコックピット化された飛行機による訓練は夢のまた夢といったところか。後継機、どうするんでしょうね。個人的にはアメリカの(T-7A)をそのまま入れちゃえばいいと思うのですが。

 

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  こちらは第31教育飛行隊30周年記念塗装。

 

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  F-16はいつ見てもかっこいい。

 

即位礼正殿の儀のおこぼれをあずかりに

 世界的な行事があればやってくるのが要人を乗せた外来機。今回は羽田からセントレアにフェリーされた飛行機を狙いに行きました。

 

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  スロバキア政府専用機 OM-BYK ACJ319

 塗装はミラン・シュテファーニクの横顔が描かれています。やはり、こういうしっかり塗装されたのが来るとうれしいですね。

 

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  オーストラリア空軍 A36-002 737-700

 ビジネスジェットタイプの737でやってきたのはオーストラリア。

 

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  ベナン共和国 HB-JJJ ACJ319

 HBなので機体自体はスイス国籍で、ノマド・アヴィエーションが運航しているチャーター機。チープな言い方だが、機内はかなり豪華な仕様になっているようだ。

 Kaバンドのインターネット通信ができるそうで、背中にくっついている膨らみはそのためのアンテナだろう。

 

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  トーゴ共和国 LX-LTI ACJ318

 機体はグローバル・ジェット・ルクセンブルクのもの。

 

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  南アフリカ共和国 ZS-SND A340-600

 こちらはラグビーワールドカップがらみで飛来してきたもので、南アフリカ航空の日本への飛来は実に20年ぶりなんだとか。

 

 全部で140便ほどの外来機が来るという話だったので、おこぼれもそれなりの数になるかと思いきや、肝心の羽田への飛来も予想以上に少なかったので、セントレアだとこんなもんかなあという感じでした。