滑子航空機,覚書

飛行機好きで、写真を撮ったり、プラモを作ったり。

US-1Aの機内公開に行ってきた。

 かかみがはら航空宇宙博物館でUS-1Aの機内公開が行われるとのことで、行ってきました。かかみがはらでUS-1A機内の一般公開は初めてとのこと。あいち航空ミュージアムからのはしごです。

 

US-1A

  そういや岩国でUS-1Aを見たのもずいぶん前だ。

 

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  では中に入っていきましょう。

 

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 コクピットも公開。さすがに古い機体なので、アナログ計器ばかりだ。US-2ではグラスコクピット化されている。

 

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 機関士の席。当該機は1995年に退役した機体ですが、最終号機なども最後までこの席は残っていたのでしょうか。当然のことながら、昨今の飛行機ではまず見ることのない席。

 

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 航法員とレーダー員の席。

 

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  天井には天測用六分儀。これもなかなか見ることなさそう。

 

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 機外見張り員の席。ここから要救助者の捜索も行うのでしょう。

 

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 救助者を収容するベッド等が置かれている区画。US-1からだが、運用できる波高をあげるためだったかで胴体幅をしぼっている。そのため、どうしても狭い印象はあるが、輸送機ではないのでまあこれくらいあれば任務は十分にこなせるということでしょう。

 

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 ベッド。

 

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 後ろ側の区画。救助の準備をしたりするところ。

 

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 救助用ボート。救助の際は、ボートでて救助員が直接救助する場合と、救助ロープを撃って要救助者につかんでもらって手繰り寄せる方法もある。

 

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  床下には船外機が収納されている。これはジョンソン製のものだが、現在はヤマハ発動機製のものが使われている。床下をみるとその形状から、飛行艇内にいることを実感できる。

 

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 吊り下げ用の梁は収納式。

 

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 前に小牧基地でUS-2が展示されていた際も展開されていましたね。こんな感じで使っているみたいです。

 

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 天井を通る黒いパイプはBLC用の空気をラダーとエレベーターに流すためのパイプ。

 

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 床はすべり止めがしっかりなされている。

 

 最後に、屋外展示ということもあり雨の日には雨漏りがはげしく、排水処置が必要なんだとか。大きい飛行機であればあるほど屋根の設置も難しくなり、やはりお金が・・・というところですね。

 また機会があればじっくり機内を見たいところです。