滑子航空機,覚書

飛行機好きで、写真を撮ったり、プラモを作ったり。

シーガーディアンを見に八戸まで

 2年ぶり2回目の青森ですが、今回はシーガーディアンの試験飛行を拝みに八戸にて撮影を行いました。もともと10月29日、30日にメディア公開が予定されており、天気さえよければ飛ぶことがアナウンスされていたのでそれを狙っていたのですが、前日にロケハンがてら行ってみると無事撮影に成功。

 

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 以前に壱岐島で試験を行った機体とは 別のようだ。

 

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  メモがてら。

・胴体下の大きいふくらみの中にはレイセオンSeaVueレーダーを搭載。これはシーガーディアン用のオプションで、Xバンドの合成開口/逆合成開口レーダーで、視覚的に昼夜問わずの移動目標の補足や、AIS(船舶自動識別装置)と合わせて船舶の探索ができる(これはレーダーというよりかはデータの後処理、パッケージの話だろう)。これにより、AISを出していない怪しげな船を見つけることができるというわけだ。

・機首の中にはGA-ASI Lynxマルチモードレーダーが搭載(されているはず)。よくわからないが、SeaVueとできることがほとんど被っている。ただし、レーダー範囲はSeaVueの方が段違いに広いようではある。いずれにせよ、基本的には載っているレーダーやカメラ類を統合して哨戒任務ができるようになっているはず。

・機首下のものはレイセオンMTS-Bで、要は光学/赤外線カメラだがレーダー照射もできるとある。

機首左右にふくらみがないことから、衝突回避用レーダーであるDRRはないようだ。今回は衝突回避が行われるかの試験も行われるようで、別の手段(空中衝突防止装置/TCASなど)を使っての試験となるのだろう。

 あらかじめDRRが組み込まれているらしく、後付けでないため機首形状はすっきりしているらしい。となると、DAAシステム(DRR以外の装置も含めた空中衝突防止システム)で回避行動をしていることになる。

いずれにせよ、以前書いた通りなので、安全性はずいぶん確認されつつあるのだとは思う。

・翼端に何が入っているのかも気になるところ。

 

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  危なげもなく八戸基地へ着陸するシーガーディアン。プロペラ音はP-3Cのような低音ではなく、軽飛行機によくある軽快な音だった。

壱岐島での試験では離着陸は人の操作によるものだったが、今回はどうなのだろう。

 

その他

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  厚木基地から飛来したとみられる第51航空隊所属のP-1。

 

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  こちらは八戸基地所属のP-3C

 

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  陸上自衛隊の基地も併設されているので、ヘリコプターも見れるのですね。

半年以上ぶりの飛んでる飛行機の撮影。見たいものもサクッと見れて満足。

 

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