滑子航空機,覚書

飛行機好きで、写真を撮ったり、プラモを作ったり。

Landing Gears vol.3

 脚本第三弾。こちらも年に一度のお楽しみになっている気がする。

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 "表紙からすごく脚です"

 今回も素敵な写真とともに、機種ごとの要求を満たすために、脚は様々な形に創り上げられる必要があることを知ることができる。

 この本で改めて感じたのだが、旅客機の脚に見慣れているとC-5やC-17のようなタイヤを囲むようにフレームがついている脚はかなり迫力がある。初めて実機で見たときはそのタイヤの数、大きさとともに度肝を抜かれたものだ。

 

 見開きを使って紹介される727のノーズギヤなど、普段自分が脚を撮っているときには考えたことのないおさえ方をしてくるので(せいぜい自分の場合は、正面、横から、ちょっと斜めから。あとは近づいて撮影してる)、脚写真を何枚くらい撮影しているのか気になる。

 

撮り初め成田空港 その2

 その2。いつの間にか成田空港にもいろんな航空会社のA350が就航していますね。

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 ベトナム航空 VN-A897 A350-900 スカイチーム塗装

 ベトナム航空のA350はすでに何度も見てますが、スカイチーム塗装は初めて。シルバー塗装もなかなか似合ってますね。

 

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  フィンランド航空 OH-LWM A350-900

 

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  キャセイパシフィック B-LRI A350-900 

 

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  チャイナエアライン B-18906 A350-900

 滑走路に向かう飛行機が展望デッキの前を通ってくれるのはうれしいですね。間近で見ることができます。

 

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  デルタ航空 N505DN A350-900

 

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  ところで、A350のエンジン(トレントXWB)っていつも白い煙(エンジンオイル)を吹いてるんですが、他のエンジンとは何か違うのでしょうか。ちなみに、アイドル時などのエンジン回転数が小さいときに出るようになっているみたいです。

 

 その他

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 大韓航空 HL8313 A220-300(CS300) 

 A220が成田にも就航。そういや、最近エンジン損傷のトラブルがあったみたいですね。すでに10機発注のうち9機が納入されているようなので、1機程度ならなんとかなるのでしょうが。

 

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  ユタ銀行 N60XC BD-700

 アメリユタ州を本拠地としているユタ銀行所有の機体。たまに日本に飛んできていますが、他国の銀行が日本に用事があるときってどういうときなんでしょう。

 

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 S7航空 VQ-BDE A320

 新塗装になって、より一層メロン感が強くなっています。ちなみに、社名のS7はIATAの航空会社コードから取ってるそうです。

 

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 セブパシフィック航空 RP-C3272 A320

 こちらも新塗装。アクセントとして会社のマークが尾翼と胴体前側に使われていた以前の塗装と比べて、青の模様が黄色の塗装をうまくマッチした塗装となっています。会社名の文字も丸みのある文字へと変更されていますね。

 

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  アイベックスエアラインズ JA14RJ CRJ700 むすび丸特別塗装機

 アイベックスエアラインズ待望の(?)特別塗装機。むすび丸宮城県の観光PRキャラクター、いわゆる、ゆるキャラですね。アイベックスエアラインの拠点の一つが仙台であり、昨年の1月に宮城県と包括連携協定を結んでおり、その取り組みの一環です。左右で塗装が違うようで、片側しか見れていないのでまたどこかで捕獲する必要があります。

  ちなみに、むすび丸塗装機はアイベックスが公式で運航スケジュールを発表しているのですが、この日は運航予定になく、機材繰りの都合で急遽使用が決定したのか詳細は不明です。

 

今年の撮り初めは成田空港

 新年一発目は2年ぶりの成田空港で撮影です。

 撮影場所はいつもの展望デッキ。基本的に逆光なので別のところ(空港周辺の公園)から撮りたいのはやまやまですが、行きづらいのでいつもここにしています。

 

 マレーシア航空 9M-MNF A380 100thA380塗装機

 今回の狙いのひとつがマレーシア航空のA380。実はまだ未撮影でした。

青の流れるようなラインがかっこいいですね。通常のマレーシア航空の塗装とは違うのはやはりA380だからでしょうか。

 

 オーロラ航空 RA-67254 DHC-8-Q400

 狙いその2。オーロラ航空といえば、新千歳のイメージでしたがいつのまにか成田に定期就航していました。

 ちなみに、国際線の運航が停止させられているヤクーツク航空の代わりとしても飛来しているようです。

 

 タイ・ライオン・エア HS-LAJ A330-300

 いつの間にか就航していたシリーズその2。 尾翼の模様はタイの織物の模様をモチーフにしていると思われます。

 

 ノックスクート HS-XBC 777-200

 いつの間にか就航していたシリーズその3。口ばしがトレードマークのノックエアと黄色の塗装がトレードマークのスクートの合弁会社

 黄色のくちばしといえば、妻沼のASK-13も撮影してみたいところ。

 

 エア・ブリッジ・カーゴ VQ-BLR 747-8F

 成田では常連のカーゴ会社のようです。ロシアの会社ですが、機体記号はVQ-Bなのでバミューダ諸島の登録になっています。

 

 まずは、まだ見たことがなかった航空会社と狙いだったマレーシア航空A380を紹介。やはり成田空港はいいですね。次から次へと飛行機が飛んできては、飛んでいきます。

 

大砲とスタンプ8

一年に一度のお楽しみ。

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 相変わらず、「戦争」に対する題材の選び方がすごい。この一言に尽きる。

 大枠で言うとお話としては4つ分。とにかくおもしろいの必読。

 

 あ、珍しく(?)ラドワンスカ大佐がでてきませんでしたね。ただ、この巻の終わり方からすると次巻に期待。

 

プロジェクト・オブ・スカンクワークス

スカンクワークスの開発史がこの一冊でわかる本。

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プロジェクト・オブ・スカンクワークス

イカロス出版

 

 スカンクワークスといえば、ご存じロッキードマーティン社の一部門で、先進的な航空機の開発を行っている部門だ。

 もちろん、有名なU-2やSR-71、世界初のステルス機F-117の話も載っているが、おもしろいのは開発中止になった航空機の数々だろう。とにかくその数が多い。

同時に、それらはアメリカでの航空機開発プロジェクトを知ることにもなるので、いかにいろんなことを考えて次々と開発を行おうとしていたかがよくわかる。

 

 特に前半は「なんだこの飛行機は?」となる飛行機が大量発生しています。

 

三沢航空科学館に行ってきた 館内編

 館内編。

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 目玉のひとつ。航研機のレプリカ。逆光での撮影になるのがつらい。

 

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 航研機に詳しいわけではないので、どこまで正しく作られているのかはわからないが、細かいところまで作られていることがよくわかる。

 

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 98式航空エンジン(ハ9-Ⅱ乙)。航研機に使用されたエンジンと同型のものが展示されている。

 

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 目玉その2。JACで使用されていたYS-11。エンジンカバーを開いた状態での展示は珍しい。大きな飛行機があんなに小さいエンジンで飛ばせることができるのかと思うと、知ってはいてもなかなか驚かされる。ターボプロップさまさまだ。

 

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 YS-11も機内に入ることができ、コクピットもそれなりに近くで見ることができる。

 

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 機体の下も見ることができる、というか機体の下に行くことができる。これも珍しい展示の仕方だ。YS-11に対して強い思い入れがあることがわかる。

 

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 朝日式駒鳥号。戦前のプライマリーグライダーで、こちらはその復元機。

 

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 S-51。東北電力で使用されていたもので、3機導入されたが、残念ながら2機は墜落によって失われている。コクピット回りがかなり特徴的な形をしている。

 

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 他にも、写真のようにライトフライヤーや、白戸式旭号、奈良原式2号飛行機のレプリカが展示されている。

 

 ややレプリカ機が多い印象はあるものの、常時機内を見ることができるYS-11や、S-51、一式双発高等練習機などここでしか見れない機種も多い上、平日であれば三沢基地の離着陸も見ることができるのおすすめの博物館です。

 ちなみに、2階から撮影すると、航研機やYS-11の全体がもっとよく撮れたみたいですね(涙)

 

三沢航空科学館に行ってきた 屋外展示編

 そういえば、一式双発高等練習機東北大式キュムラスの話は書いたけど、三沢航空科学館本体の話を書いていなかったので、ようやく書いてみる。

 

 まずは入り口に至るまでの道路に、ミス・ビードル号の型を模した街灯が並べられているのを見逃してはならない。

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 そして、入り口にはミス・ビードル号で世界初の無着陸太平洋横断飛行を達成したクライド・パングボーンとヒュー・ハーンドンの銅像が建てられている。

 

 屋外展示の紹介。ここ三沢航空科学館は、三沢基地が米軍と共用の基地であるということもあってか、米軍機が展示されている珍しい場所でもある。

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 UP-3A。米軍から借受ける形で展示されている。対潜哨戒機ではなく、汎用輸送機として使用されていたもの。

 

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 機内にも入ることができる。ゆったりと使われるためか、席数は少なめになっている。

 

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 コクピットも入ることができた。古い機体なので計器がいっぱいだ。

 

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 F-16A。初期型(ブロックまでは知らない)のF-16で、日本国内で展示されているのはここ三沢航空科学館だけのはずだ。

 

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 航空祭では人が多くてじっくり見ることが難しいが、ここでは360°どの方向からでも自由に見ることができる。これだけだと、あんまり強そうな戦闘機には見えないなあという印象を持つ。もちろん、現在はマルチロールファイターとして、世界各国で活躍しているのだが。

 

 次は自衛隊機を。

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 LR-1。MU-2の陸上自衛隊向け連絡機だ。

 

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 こちらもコクピット内を見学することができる。計器盤から四角の部品が外されていることから、一部グラスコクピット化が進められていたことがわかる。

 

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 F-4EJ改。第8飛行隊の部隊マークが施されている。すでに多くのF-4が退役し、今後も退役が続きますが、他にも展示される箇所が増えるとうれしいなあと思いますね。

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 F-1。第3飛行隊の特別塗装機。

 

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 T-2。隣にはブルーインパルス塗装もありますが、やはり通常塗装の機体も見たくなりますね。

 

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 T-2/F-1の、この前から見た時のヨタヨタした感じが好きなのですが、伝わるでしょうか。

 

  展示機は大切に扱われているようで、機内に入ることのできる機体であっても、状態はかなりよかったです。次は館内編。