今年も行ってきました、岩国基地フレンドシップデー。今年は昨年を上回る21万5000人の来場者でにぎわったそうです。
まずは目玉のF-35Bだけを紹介する。
まずはやや背中が見える通常状態でのパス。ちょっと傾けてくれるだけでも大変うれしい。そしてひさびさに聞くF135エンジンの轟音。単発にしてこの轟音は、今後も多くの航空祭で観客を驚かせることだろう。
この日は風が強かったせいか晴れているにもかかわらず昨年のようなメラメラに悩まされることもなく、パリッとした写真を撮ることができた。
ウエポンベイを開いた状態。F-22は見たことがないので比較はできないが、やはりウエポンベイはあまり大きくないなあと感じる。以前JA2016で見た時とはもちろん違って、配線なんかがごちゃごちゃとある。
驚かされるのは内側の扉。左右でほとんど接触しそうなのだが、扉が飛行中に接触しないほどの剛性が確保されているのだろう。
次は航過中のF-35Bをファインダー越しに追っていると、急に停止するもんだから思わずファインダーから顔を上げてみるわけです。すると、そこにはホバリングしているF-35Bの姿が!
前から
横から
後ろから
その場でクルクル回り始めるので驚かされます。もちろん、昨年の航空祭でハリアーⅡのホバリングを見ていたので全くの初めてというような経験ではないのですが。それでも、これはとんでもない新しい戦闘機が誕生したのだなあと実感できるのです。いやあ、ほんとすごかった。
一回目はF-35B単機でのデモフライトでしたが、次は海兵空陸任務部隊デモでのF-35Bの紹介。
離陸する二機のF-35B。
空中給油デモを実施したり、
対地攻撃デモの際は編隊飛行も披露してくれました。おもしろいのが二機の操舵状況が違うこと。奥の一機はフラップ下げをしていますが、手前の一機はあまりフラップを使っていないようです。
余談ですが、フラップを使うと尾翼への吹きおろしが強くなるので、水平尾翼をピッチアップ側にする必要があるか、ピッチダウン側にする必要があるかは機種によって異なるそうです。F-35Bの場合はピッチアップ側。
とにかく紹介しきれないほど写真をしこたまとりましたが、楽しいひとときでした。
最後は地上展示のF-35B。VMFA-121グリーンナイツはチェスのナイトが垂直尾翼に描かれているのですが、これはおそらくライジングサン。そして、鳥居と岩国の文字を見ることができます。ステルス機ならではの特別塗装機といえるかもしれません。
その他の岩国基地フレンドシップデーの様子は次回。