滑子航空機,覚書

飛行機好きで、写真を撮ったり、プラモを作ったり。

MRJミュージアムに行ってきた。

 こちらは昨年オープンしたMRJミュージアム。そろそろ土日でも普通に予約ができるようになっていたので、かかみがはらと合わせて行ってきました。

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  ミュージアム内は撮影禁止なので、MRJの写真でお茶を濁す

 

 MRJミュージアムということですが、あれです、工場見学ツアーですこれは。単純に楽しいです。

 ミュージアム側ではMRJの魅力を伝えるコーナーや実際の試作部品を(しかも主翼まで!)に触れることができます。現物を見れるっていいですね。

 工場見学自体の時間は結構短いです。現在は飛行試験機6号機と7号機が艤装中で、他に3機ほどが胴体結合中。また強度試験に使用されたと思われる1機の胴体外側に配索がなされていたので、おそらく、設計変更の実機での仕様確認のために使われていると思われます。

 量産体制が整うと、最終組み立て工場に12機、塗装工場に2機が入るようになり、ライン生産となるそうです。

 

 ミュージアム側の展示の更新頻度次第ですが、あんまり何度も行くような感じではないですね。別パターンが増えればより楽しめるのかもしれませんが。次は量産体制が整ってからにしましょうかね。

 

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  移動の際に使用するバスにもMRJカラーが。

 

岐阜かかみがはら航空宇宙博物館に行ってきた。

 3月末にリニューアルした岐阜かかみがはら航空宇宙博物館に行っていました。

感想としては、以前のかかみがはら航空宇宙博物館と違い、航空の歴史(特に日本の航空史)が実機と説明を交えて非常にわかりやすくなっていて、これぞ博物館の姿といった感じになっていました。

 特に、機種によっては映像を交えての説明もあり、どのように活躍していたかを見ることができます。

 

 また、宇宙部門も以前の薄暗い感じと打って変わり、目玉ともいえる「きぼう」の1/1レプリカといい非常に力が入っている印象。そしてキュリオシティが色あせないあたり、偉大な探査車だなあと実感する。

 

 詳しくは実際に行ってみてくださいということで、写真を少しばかり。

キ-61 飛燕

  ついに生まれ故郷で安住の地を手に入れたキ-61飛燕。展示スペースには二階もあるため、このように上からの写真を撮ることができる。そのため、飛燕のスマートさをよく見ることができる。

 

十二試艦上戦闘機

  十二試艦上戦闘機レプリカ。特徴はスピナーがないことと、2枚ペラであるところか。

 飛燕と同じ場所で、戦前、戦中の航空機の歴史のひとつ(そして各務原の歴史)として紹介されている。しかし、これほんとうに作る必要あったかなあ?残念ながら、展示の構成を見ても1/1レプリカの存在意義は感じなかった。

 

T-2 CCV

  T-2CCVが上から眺められる。こんなに幸せなことがあるだろうか。

 

T-4 風洞試験機

 T-4の風洞試験用模型。もちろんこれで全部というわけではないが、様々なパターンを試していることが一目でわかる展示で興味深い。

 

N-70 cygnus

 撮りそびれていたN-70シグナス。これは展示されていたのでよかったが、軽飛行機式SS-2はなくなっていたので残念だ。

 日本の戦後航空機開発の一覧のような説明板があったのだが、グライダーについては一切触れてなかったので、都合が悪かったのかもしれない(ちなみにNP-100は載っていたので、モグラはOKということだろう。いや日飛製だからか??)。

 

きぼう

 きぼう。たったこれだけで、少し宇宙が近づいた気がする。

 

その他

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 ひそねとまそたんのポスターが貼ってあった。

 

 展示スペースはまだ多少の余裕があったので、今後もまだ展示機種を増やすことはできそうな印象でした。まずはT-4かな?さすがに一機くらいは退役機が展示されるといいのですが。

 

F-15&F-2展示@浜松広報館

 例年はF-2のエンジン始動デモを見ていましたが、今回はF-15のエンジン始動デモを見てきました。

 

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  どやどやと準備が始まります。

 

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  エンジン始動からの、各動翼チェック。やはり双発機をこの近さで見るとうるさいですね!イヤマフ必須です。

 

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  インテークについている赤い枠は人が吸い込まれないようにするためのもの。

 

 今年は機体の周りを一周できなかったり、簡易的ながらも手荷物検査があったりと、以前はなかった措置が取られていた。

 昨年何かあったか、はたまた自衛隊全体での方針なのかはわかりませんが、今後もイベントが続くようにするための措置ならば、仕方ないのかもしれません。

 

厚木基地 日米親善春祭り2018に行ってきた。

 今年も行ってきました、厚木基地日米親善春祭り。すでに空母艦載機部隊はすべて岩国基地へと移動してしまったためどうなることかと思いましたが、今年は三沢に飛来していた"やつ"がやってきました。

 

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 VAQ-209 STAR WARRIORSのCAG機。垂直尾翼にはベイダー卿が塗装されている。

 それもそのはずで、部隊のマスコットがベイダー卿の電子攻撃部隊なのだ。以前はEA-6A/Bを装備していたみたいですね。

少し前からtwitter等をにぎわせていましたが、まさか見れるとは思わなかったのでラッキーでした。

 

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  吊るし物もたっぷりだ。一番手前のものはAN/ASQ-T503訓練システムポッド。

 

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  胴体下にはAN/ALQ-99。上にのっている青い筒状のものはただのスピーカー。スターウォーズのテーマ曲を流していた。

 

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 今年もいましたE-2D。CEC用のレーダーは今回も隠されていた。

 

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 UP-3C。装備試験機のためコブがいっぱいついてます。

 

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  UH-60K初号機。確かつい先日まで名古屋に定期整備に入っていたものだ。名古屋で撮り逃しているので、これも見れると思っていなかったのでうれしい。

 

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  VP-45 ペリカンズ所属のP-8。さすがに今年は機内展示はなかった。

 

 今年は昨年みたいにP-1のフライトや米軍機のフライトもなかったので、地上展示機のみをみる航空祭となった。

 そういう意味では少し物足りなさもあったが、そこは岩国を楽しみに待つとしましょう。

 

アルバム

厚木基地 日米親善春祭り2018 | Flickr

 

飛燕修復の記録 機体編

 各務原に展示されている飛燕の修復記録本がでていたので買ってみました。

飛燕修復の記録 機体編

モデルアート社

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 幸いにして、機体自体はほとんどオリジナルの状態で破損も少なく長年屋内保存されていたこともあり、内容としては装備品の修復がメインとなる。プラモで再現で忠実に実機を再現する際の一級の資料であることは間違いない。

 また、イギリスにある五式戦闘機についても触れられているので、その比較ができておもしろい。細かいところがいろいろ違うのねえ。

 

US-2 救難飛行艇開発物語 1

 おもしろい本がでていました。比較的新しい航空機の開発話がでてくるのは珍しいのではないかな。

 

US-2 救難飛行艇開発物語 1

月島冬二

小学館

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 帯のあおりは無視しましょう。1巻について読む限り理系の話ではありません。ちなみに、2巻は物づくりの話らしいです。なんだよ物づくりって。

 

 どこまでが実話なのかを知ることはできないが、防衛向けプロジェクトの進み方をみることができる。また、T-4開発でも話を聞いたことはあったが、やはり国内である程度規模の大きい航空機を開発するには一社で開発するには人がいないんだなあということがよくわかる。

 

 ところで、新規開発ということで手段が目的化しているような感じで開発がスタートしているあたり、プロジェクトとしてどーなんですかねえと思わなくもない。何を目的として開発をするかがあんまりわかってない状態でスタートしたのかね。

 

C-2のフェリーフライト

 そうとは知らずに、着陸を長々と待っていたのは内緒だ。

C-2

 これは7号機ですが、 C-1の退役が進んでいる中、C-2も少しずつ生産が進められているようでなによりです。戦術輸送機なのに不整地着陸能力がないとか、値段考えるとC-17でよかったじゃないかとか、悲しいこと言っちゃあいけない。

 

 後ろから見ると、主翼付け根の後縁側のフェアリングがやけにとがっているなあと思ったり、まだまだいろいろ発見が多そうな機体の一つ。今後の撮影も楽しみだ。