今年も浜松広報館でRF-4Eの展示が行われていたので見てきました。
今年度で部隊が解隊される第501飛行隊、今回が浜松広報館での最後の展示となるでしょう。
今回来たRF-4Eは洋上迷彩で、さらにシャークマウスの塗装を施された記念塗装機です。
トラベルポッドは偵察航空隊発足当時使用していたRF-86Fをイメージして、塗装をほどこさずピカピカの地の色そのままだそうです。
えんじ色のラインには、カメラのフィルム模様がほどこされており、本機体のカメラがフィルム撮影であることを示しています。このご時世、まだフィルム撮影ですから、今回の解隊は遅すぎたといえるかもしれません。
タンクのフィルム模様がばらけていっているのは、解隊されることをイメージして描かれています。
また、垂直尾翼には、うっすらと部隊発足当時の部隊マークが描かれています。
えんじ色のタンクは、その見た目から「芋タンク」と部隊では呼ばれているとか。
撮影用のフォトフラッシュカートリッジ射出口があるのが、RF-4の特徴の一つ。とはいえ、自衛隊では使用したことはないのだとか。
詳細は知りませんが、照明弾のようなものを打ち出すのだと思います。
F-4ファントムのキャラクターであるスプークはインテークに登場。カメラを持っています。
館内から撮影すると、やや俯瞰で撮影できるのが浜松広報館での展示の魅力のひとつ。
さて、今年の航空祭では何度ファントムたちにお目にかかることができるのでしょうか。それとも、百里遠征をおこなうか。悩むところです。