滑子航空機,覚書

飛行機好きで、写真を撮ったり、プラモを作ったり。

室屋選手のEdge540V3を見てきた

 小牧基地オープンベースの前日、ようやく室屋選手のEdge540V3を見に行けました。

期間限定とはいえ、間近でエアレース機を見る機会はなかなか無いので。

 

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 間近で見たからと言って、特に何かがあるわけではない。

 

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 ウィングレット。旅客機についているのとは違った凝った形状になっている。

旅客機だと通常巡行状態で効果が発揮するように設定していると思いますが、エアレース機だとどのあたりの領域で効果がでるように設定してるのでしょうかね。

 

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 非常にコンパクトなキャノピー。乗った状態で頭がギリギリあたらないくらいの高さになっているとのこと。

 

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 インテーク。この辺りもオリジナルの形状をいれているはず。

 

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 ところどころアルミテープで何かが覆われている。

 

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 メインギアのカバー。

 

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 垂直尾翼。カーボン製の部品に換装されている箇所はおそらくカメラでしょう。

 

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 エレベータトリムは電動のようですね。エレベータの隙間をうめるテープがギザギザなのは気になります(位置的にボルテックスジェネレーター的な要素を含んだものでもなさそうだが・・・)。

 

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 尾輪。意外と整流目的の覆いとかは無いんですね。ステアリング機構もないので、地上での取り回しはメインギアの左右ブレーキのみなのでしょう。

 

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 とりあえず探してしまう銘板。エクスペリメンタルだからこそ、選手自身でいろいろ改造しやすいところもあるでしょう。そしてラダーリンケージのカバーがアルミテープで止められている。

 

  というわけでEdge540を見てきましたが、まあ近くでみたところでよくわからん。

 

小牧基地オープンベース2024に行ってきた

 ここのところ毎度行ってますが、今年も小牧基地オープンベースに行ってきました。

年度末に行われますが、個人的には年明け一発目の航空祭でもあります。

飛行展示も毎度同じような感じなので、今回は割愛。

 

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 今年も来てくれました日本国政府専用機。今年も来たので来年も、と期待してしまいますが、見れるときによく見ておきましょう。

 

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 昨年は人だかりがすごくて撮り損ねた食器セット。

 

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 退役が決まっているU-36A。もう見れないかと(今年も岩国には行けなさそうなので)思っていましたが、まさかの小牧基地に参戦。

 

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 多用機の機体区分にはなっていますが、艦隊訓練支援機としてミサイルシーカー・シミュレーターを搭載していたり、標的曳航も可能な航空機。

本機体の後継機は決まっていない中での退役決定ですが、もはやこの手の支援機は不要になったということでしょうかね。

 

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 こちらも昨年は人だかりがすごくてまともに撮影できなかったC-1。

もはや稼働機も片手で数えるほどになっていますが、なんとしてでも飛んでいる姿をもう一度拝みたい。

 

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 部隊マークが変わったC-130。

 

 今年はブルーインパルスが来なかったこともあり、全体的に人が少なかったのでKC767の機内も見学。

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 ブーマーの席ですかね?規制線のため近づけず。

 

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 機内。展示されていたのは人員輸送仕様。通常の旅客機ではないので席上部のラゲッジスペースもなく、窓がないため機内は暗め。

 

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 座席。さすがに輸送機で使われているようなものではなく、旅客機然としたシートである。

 

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 非常口。

 

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 機体後部にはギャレーあり。

 

 今年の小牧基地オープンベースでは、航空自衛隊の職種紹介のブースが充実していたように感じた。

 

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 救難装備関連の展示。

 

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 野戦釜。陸上自衛隊だとこういう展示もあったような記憶があるけど、航空自衛隊だとあまりみかけた記憶がない。

 

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 輸送機のタイヤを運ぶローダーでしょうか。前に置いてあるトルクレンチはなかなかのサイズ。整備関連の展示は他にもありましたね(写真なし)。

 

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 C-130に搭載された状態での展示はありましたが、単品で置かれているのは初めて。

 

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 銘板。コンテナ側の銘板っぽいけど、ZEPPELIN MOBILE SYSTEM (現RHEINMETALL MOBILE SYSTEM)は医療用コンテナの開発も行っているので、どこまでが機動衛生ユニットオリジナルのかはよくわかりません。

 

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 横には機動衛生ユニットを搭載したC-130のカットモデルが。教材でしょうかね。

 

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  レーダーの模型。あんまり普段展示することはないそうで。

航空祭での職種紹介で、レーダー関連の展示まで実施するとは。

 

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 KC-767のブームが機体から降ろされた状態で展示されていた。

 

 今回の小牧基地オープンベースは地上展示をメインで紹介したが、いろいろ見ることができ、充実した航空祭となった。防衛白書のリンクがかかれたパンフレットを配布していたりと、ちょっとこれまでとは毛色が違うかな?と感じるところもあったので、今後どのように変化していくのかも気になるところ。

 

実物大ユニコーンガンダムを見てきた

 船の科学館と同じお台場にある実物大ユニコーンガンダムを見てきました。

 

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  ユニコーンガンダム。モード変形前の状態。

 

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 こうやって背景に建物がない状態で見ると、できのいいプラモデルといった感じ。

 

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 ガンダムにしては小さいボルトを使うようで。どこかしこもこの文言だったので、もうちょっと考えた方がよかったような・・・。

 

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 変形中。変形自体は1分程度で終了。海外の方もかなり多く見に来ていました。

 

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 変形完了。建物と比べるとモビルスーツって結構小さいですね。装甲兵器と考えるととんでもないサイズですが。

 

南極観測船宗谷と船の科学館を見に行ってきた

 昨年末に船の科学館の建屋が取り壊されるというニュースがありました。

船の科学館は10年以上前から休館状態で、実は一度も訪れたことが無かった。

 

 そして同時に展示されているのが南極観測船宗谷。こちらはもちろん今後も展示されるため急いで見に行く必要もなかったのだが、船の科学館は建物の形が豪華客船をモチーフにされている非常に変わった建物であるため、取り壊し前に見てきました。

 

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 南極観測船宗谷。日本最初の南極観測船で、来歴がおもしろい。

もともとはソ連の商船として発注され建造がスタート。その後日中戦争激化にともない引き渡し拒否され、太平洋戦争中は旧日本海軍の特務艦として戦争に従事。最終的には南極観測船時代を含めて海上保安庁に所属することになった。

 南極観測船時代で83m程度と、昨年見に行った南極観測船ふじと比べてさらに小型の船となっている。

 

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 士官食堂。ふじと比べても手狭であることがはっきりとわかる。

 

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 通路と士官用寝室。寝室はそこそこ広い。

 

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 冷蔵小出し庫。船倉の冷蔵庫から取り出したものを保存する冷蔵庫で、壁が非常に分厚いことに驚かされる。

 

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 8気筒ディーゼルエンジン。宗谷以降の南極観測船と異なり、完全にディーゼルエンジンのみで推進を行っているため、チャージングなど船を前後に動かす必要があるたびにエンジンを止める必要があったのだとか。

 

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 一般船員用の寝室。南極観測船ふじと異なり、部屋も区切られておりベッドもしっかりしたものである。これはもともと観測船としての用途で建造されたわけではないためでしょうが、壁で囲まれているため船が大きく傾斜した際もベッドから落ちる心配はなさそう。

 

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 通信室。

 

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 船橋。色合いはふじと同じような感じ。

 

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 後部甲板。S-58ヘリコプター2機にベル47ヘリコプター2機、さらに固定翼機も1機運用していた時代もあり、さすがに手狭であったろうことは想像に難くない。

なお、宗谷で運用されていたS-58に関しては、2/11にオープンするザ・ヒロサワ・シティ「ユメノバ」にて展示されるため、また行かなければならない。

 

 お次は船の科学館

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 すでに中に入ることはできないが、非常にユニークな建物であることがよくわかる。今後、このような建物が日本で建てられることがないと思うと、一度は目にしておいてほんとうによかったと思う。

 

 船の科学館自体は休館してはいるが、屋外展示物は見ることができるのでおもしろかったものをピックアップ。

 

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 半没水型双胴実験船「マリンエース」。双胴船で、下のふくらみ部分で浮力を確保するタイプ。

海面に接する船体の面積が小さいため波による浮力の変化が小さく揺れが小さく、

高速時の造波抵抗が小さいなど、客船としての高性能を期待され実験目的で建造。

 客船ではないですが、海上自衛隊の音響観測船も同じ構造の船型をしています。

 

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 超電導電磁推進装置。以前神戸で展示されていたヤマト1に搭載されていたもの。

夢の超電導技術。実際はデメリットだらけであることが確認されて運用が終了。

 

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 海底ハウス「歩号一世」。実際に海底に設置された海底ハウス。宇宙船のように完全にこれ自体で完結したものではなく、陸上と空気パイプや電気・電話ケーブルで接続はされていたようです。

 

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 深海潜水艇 PC-18(模型)。模型なので、実物は建造されなかったのでしょう。

 

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 潜水調査船「たんかい」。潜水調査目的でつくられた球状船体の潜水艇。かわいい。

7か所のジェットノズルで移動と姿勢制御を行うとのこと。

調べた限りでは、実際に運用された記録はなさそう。

 

 というわけで、南極観測船宗谷と船の科学館に行ってきました。

船の科学館の屋外展示を眺めていると、いろいろな試験用の船が民間の手によって開発されており、なんだか今の日本にはない勢いを感じることができました。

 

羽田空港に行ってきた続き

 続き。今回は国際線のA350をいろいろ見ることができた。

 

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 スカンジナビア航空A350スカンジナビア航空って羽田空港に就航していたんですね。昨年の6月から就航しているようで、もともとは成田便でしたが、東京便を再開するにあたり羽田空港に変更したとのこと。

 

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 ルフトハンザ航空のA350。何度か見たことがあるはず。

 

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 デルタ航空A350。顔なじみ。

 

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 ITAエアウェイズのA350アリタリア航空の後継となるイタリアのフラッグキャリアで、まだ見たことが無かった。メタリックブルーの塗装は、順光でみると非常に美しい。

 

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 シンガポール航空A350

 

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 フィンエアーA350。トーイングされているのはなんででしょうかね。

ちなみに、この日は夕方ごろから雷雨となっており、スポットは渋滞していました。

 

 A350はここまでで、あとは特別塗装機でも。

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 スカイマークポケモンジェット2種。黄色のピカチュウジェットの方はすでに見たことがあったが、下のホエルオーが描かれているピカチュウジェットは遠目で見たのみなので初めてちゃんと撮ることができた。

 

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 ソラシドエアのナッシージェット。昨年の3月からの就航だが、運行終了のアナウンスもないのでまだまだ見ることができるでしょう。

 

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 エアドゥのロコンジェット。すでに見たことがあるが、機種が767なので撮りがいがある。残念ながら右側はちょうど別の機体とかぶってメラメラになってしまったのでお蔵入り。まあ、右側もすでに撮影済みなので問題なし。

 エアドゥには、ぜひベア・ドゥジェットも復活させてほしい。

 

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 ソラシドエア「ただのいなかじゃーなかよ。南阿蘇GO」。

阿蘇山は二度ほど訪れたことがあるので、ちょっと親近感がある。

 

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 ANA鬼滅の刃ジェット2号機。2号機だけはすでに両面ともちゃんと撮影済みだったので、あとは3号機を撮影しなければならない(1号機は運行終了済)。

 

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 スターフライヤー進撃の巨人ジェット。昨年の11月から就航した新顔。

機体が黒いので順光で撮影したいところ。1タミで撮る時点で無理なんですが。

 

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 JAL DREAM EXPRESS Disney100塗装。先日の伊丹空港でも撮影しているが、この日が運行終了日であった。

 

 最後に今回のちゅんちゅん玉。

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 冬の割にはふくらみが足りない。

 

毎年恒例の羽田空港参りでJAL A350-1000初号機を撮る

 といいつつ、以前に行ったのは2022年の12月なので、ちょっと1年より間があいてしまった。

 この日はJALA350-1000が路線投入前のフィットチェックを行っていたので、まずはその様子を。A350-1000は1/24より羽田ーニューヨーク線に投入されることが決まっており、この次の日には2号機が羽田空港にやってきた。

 

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 国際線でフィットチェック中のA350-1000。赤い文字が見えたので、最初なんでA350-900の初号機が国際線にいるのだろうかと不思議に思い観察。

よく見ると、地上にも作業員が集まっていることがわかります。

 

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 しばらくするとトーイングされ、横から見えるように。なるほどA350-1000だったのね。見慣れている-900と比べて胴体が長くなっているのがよくわかる。また、主脚のタイヤも6本に増えています。

 

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 そのまま別のスポットまで移動して第1ターミナルからは見えない場所に。ここで用事の時間が来たのでしばし退散。

 

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 用事が終わって展望デッキに戻ると、まだいたので撮影再開。次はタラップをつけての確認のようで。

 

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 前側でもタラップ確認。他の作業車の位置もちょこちょこ変わっているので、いろいろ確認しているのでしょう。

 

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 作業も終了なのか、格納庫に向かって移動開始。機種のセンサー類にはまだカバーが一部かぶせられていました。

 

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 トーイングカーでドナドナされるのを見るのは今後もあんまりなさそうなので、貴重な機会となった。

 

 ちなみに、この日はA350-900の1~3号機も見ることができた。

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 この日は夕方からそこそこ強い雨が降ってきたが、地面が濡れていい感じに。先日の伊丹空港と似たようなシチュエーションだ。

 

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 2号機はドナドナされるA350-1000とのツーショットも。

 

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 3号機を撮影した際は、まだA350-1000はフィットチェック中。

 

 この日は他にもいろいろ見ることができたので、それは次の機会に紹介。