油圧式の尾翼やフラップは、油圧が切れると重さに負けて下に下がってしまう。
ところが、F-16の前縁フラップは違ってちょっと上がる。
F-2でも同じ。
ふんづけて壊れると困るので、飛行機には"NO STEP"とか
"ノルナ"と書かれている箇所がある。
F-15のエンジンノズルのロッドにある"NO STEP"の文字。
下側にまであるのは、乗れるものなら乗ってみろということか。
そういや見たことなかったんですよ。
16式機動戦闘車、10式戦車はおろか、90式戦車すら。
というわけで最新の装備が配備される駒門駐屯地に行ってきました。
当日はうす曇りの天気だったが、雨が降ることはなかった。
北海道固有種 90式戦車
対ソ連のために、北海道での運用を主眼に置いて開発された第3世代主力戦車。
世界的に第4世代戦車がない現在、世界トップクラスの戦車といえる。
重量(約50t)の都合で平時の運用は北海道内に限定されてしまっているため、国内でも見ることがなかなかできない。
見た目はとにかく四角いが、 現物を見た感想としては、思ったよりも平べったくないなというところ。もっとのっぺりしているのかと思っていた。
次は
10式戦車
90式と異なり本州、四国、九州での配備を踏まえた軽量化、また高度なC4Iシステムの搭載がなされている。車体は90式より一回り小さい。
積極的な傾斜装甲というわけではないだろうが、傾斜がつけられた砲塔はスマートな印象を与える。
なお、残念ながら本州(静岡を除く)、四国に配備されることは今のところ予定されていない。
模擬戦闘では場所が狭いこともあって、スラローム射撃などはさすがに見ることができなかったが、通常の空砲射撃でも迫力満点。
シン・ゴジラではタバ作戦で大活躍。
しかし、ロシアでは無人砲塔を備えたT-14が正式採用されるなどしているが、
戦車は今後どのような進化をしていくのだろうか。
16式機動戦闘車(試作車)
本州、四国に配備されている74式戦車は、今後10式戦車と変わることなく退役することが決まっており、その代わりに配備されることになっている。
105mm砲を搭載しており、第2世代主力戦車クラスの打撃力をもつ。ただし、あくまでも戦車ではないため、運用方法には違いがある。
また、先日開発完了が発表されたC-2に載せて運ぶこともでき、展開の速い戦力として期待されている。
こちらもシン・ゴジラで大活躍。
74式戦車改(G型)
軌道輪に履帯離脱防止のリングが取り付けられている。
電子装置の改良が主のようで、パッと見で違いはよくわからない。
戦車の体験搭乗がすごく楽しそう。見た目は「ハンスの帰還」の最後みたいだった。
というわけで、90式から最新鋭の16式機動戦闘車まで見ることができたので大満足の駐屯祭となった。他にも3世代にわたる戦車回収車まで見ることができた。
11式装軌車回収車
航空祭みたいに混雑しないし、総火演みたいにチケットの当選を気にすることなく陸自の最新鋭装備を見ることができるのですごくおすすめ。
ただし、模擬戦闘の撮影は目の前に桜の木や来賓客席があるということも、ありちょっと厳しめである。
さて、あとまだ見て無くて見たいものといえば、全通甲板の護衛艦だなあ。
近場だと横須賀?アメリカの空母まで見れそうだが。
当初はA380見送ったら帰ろうかと思っていたけど、一応ドリームリフターのフライト情報を確認すると、午後3時頃に飛来するとのこと。
待ってました、この日を。
やってきた。その異様な形状は遠目からでも目を引くかと思いきやそうでもなかった。
この日はやや横風成分があったが、さすがに見事な着陸だ。
積み込みスポットへ。胴体は少しストレッチしており、通常の747-400よりも長い。
また、垂直尾翼も先端が延長されている。
いやあ、しかし変だ。へんてこだ。なんだこれ。
この日は三連休ということもあってか臨時駐車場があいていたので、そこからも撮影。
後ろからしか撮れないけどね。ちなみにドリームリフターは右側から乗り降りをする。尾翼が左側に開くことと関係があるのかもしれない。
この様子を見たときに古代文明の巨大遺跡か、はたまたなんらかの儀式を想起させて身震いがした。
とはいえ、セントレアでは何年も前から、ほとんど毎日のように行われている風景なのである。
というわけで、A380と合わせて念願のドリームリフターを拝むことができたので大満足でセントレアを後にしたのでした。
今日のもふもふ
もふり玉。