今年も行ってきました岐阜基地航空祭。天気が心配されましたが、結果的には朝はそこそこ晴れて、昼頃からは雨が降ったりやんだり。
前日にフライト情報が発表されたが、グライダーの飛行展示がなくなったりと全体的に"あっさり"した航空祭であった。昨年の"こってり"した航空祭と比較すると物足りなさも感じたが、ブルーインパルスの影響もあってか入場者数は昨年の2倍となる13万人であったそうな。
ひとまずX-2。今年は真横を向けて展示されていた。そのため、 昨年は見れなかった偏向パドルまでじっくり見ることができた。
いたるところからステルス性を考慮した形状を見て取れる。また、パドルには何かの計測用と思われる線が設置されている。
とにかく、ようやく"まともに"標準ピトー管のついていないX-2を撮影することができた。これで、3形態(標準ピトー管あり、なし、標準ピトー管+スピンシュートつき)をすべて撮ることができた。
おもしろいのは、試験最終フライトでは標準ピトー管つきだったはずが今回は外された状態で展示されていたこと。最終フライト後は解体されるなんていう噂もあったが、さすがにないんじゃないかな。そんなもったいないことしないでしょう。
昨年と同じように、朝一でX-2を拝んだ後は南会場に移動。まずはグライダーの展示を見に行った。
Glaser Dirks DG-505。
複座の練習機だがタイヤを格納することができ、滑空比は40とかなり高性能なグライダーだ。日本には何機くらい輸入されているのだろうか。
ちなみに、ほぼ同型機でありモグラ版のDG-500MはPerlanⅠとしてグライダーの最高高度記録15,460mを保持していた(過去形/現在は成層圏を目指しているPerlanⅡが高度記録ホルダーとなっている)。
三菱T-2。
今年から常設展示機として設置されたそうだ。ブルーインパルス塗装とグレー一色の塗装は見たことがあったのだが、このオレンジ塗装機は見たことがなかった。
この機体T-2最終退役機であり、さらにF-1支援戦闘機の試作機として改修された特別仕様機でもある、かなりめずらしいT-2なのだ。
さて、今年は零式三座水上偵察機も間近で見ることができたが、それは追ってまとめるとしてその2につづく。