次は飛行展示の話を。まずは天候偵察。
今年はT-7一機のみの天候偵察。この時点の天候は"良好"だった。
さて、今年一番見たかったといってもいいのがこちら。
デジタル迷彩のF-4。
大戦期を思わせる配色で、前縁には黄色の縁取り(当時の敵味方識別帯)までほどこされている。
というのも、今年は各務原飛行場開設100周年になるそうで、飛実団の掲げる「空の勝利は技術にあり。」という信念のもと、過去の功績に学び、技術を伝承するという意思の上での塗装だそうだ。日本じゃ見ない配色の迷彩だなあとか思ったけど、RF-4は迷彩だった。
話によると、この機体は退役までこの塗装で飛ばす予定とのこと。いよいよF-4(こいつに至っては"改"ですらない!)もF-35Aと交代だもんな。
タッチ&ゴーのあとの超低空離陸飛行が迫力満点だったC-130。残念ながら最前列にはいなかったので写真は撮れなかったが。
4年ぶりに登場のブルーインパルス。天候がよくないこともあり、編隊航過飛行がほとんどだったが、会場では大きな盛り上がりを見せた。
レッドブルエアレーサーである室屋氏によるアクロバット飛行は少雨の中決行。
いつみても飛行機とは思えない挙動には度肝を抜かれる。
異機種編隊飛行のために離陸するC-1FTB。
残念ながら、天候不順のため編隊飛行はF-2、F-15各一機の合計3機によるものだった。
今年の展示飛行は、1フライトごとにインターバルが30分あったりと、間延びした印象を受けてしまった。また、C-2の試験飛行のようなサプライズ飛行もなかったため、あっさりしているなあと感じた。
フライト編はここまでにして、最後は地上展示されていた兵装をちょこっと紹介する。つづく。