滑子航空機,覚書

飛行機好きで、写真を撮ったり、プラモを作ったり。

レッドブルエアレース2017千葉幕張に行ってきた その1

3年目の開催にしてようやく行ってきました。

結果はすでにご存知の通り、室屋選手の二大会連続優勝、そして千葉大会二連覇となりました。

しかし、圧勝というわけではなく、見ていてかなりはらはらする展開となりました。

 

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”8位のPeter Podlunsek選手の結果は0:55.605”

わずか1秒の中に8人の選手が入る結果となった予選。室屋選手は4位だ。

このときから、すでに決勝での混戦を予想させることとなった。

おそらく、上位を狙うにはわずかなミスも許されないという意識が選手に対して強く働いたのではないかと思う。

 

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 "予選かフリープラクティスのときの写真"

 

Round of 14ではゴール直前まで室屋選手がビハインドの状態だったので、

「まさか、Round of 14で敗退か?」

という言葉が頭をよぎった。結果はわずか0.007秒差での勝利

 

 Round of 8では室屋選手が先攻。ゲートを水平に通過できなかったのでペナルティで+2秒が加算される結果に。

対する後攻のマット・ホール選手はミスなくレースを進めていった。

しかし、マット選手も上昇しながらゲートを通過したことでペナルティで+2秒。

2秒という差があれば多少安全目のコース取りでもなんなく勝てたはずなのに、

何がミスを起こさせたのか。

 

Matt Hall

 "マット選手の機体はCOLAの文字がかっこいいぞ"

 

Round of 4 でも最初にフライトすることとなった室屋選手だが、

すでに西向きの強い風が吹くコンディションとなっていた。

ここで0:55.288の結果。コンディションが悪くなる中で55秒台前半の結果は、

後続の選手にかなりのプレッシャーを与えたのではないだろうか。

 

Muroya Yoshihide Round of 4 Finish

 "優勝へのゲートをくぐる室屋選手"

 

結果的に、室屋選手より速い通過タイムを出したマティアス・ドルダラー選手と

マルティン・ソンカ選手はともにペナルティで+2秒加算され、

公式タイムとしては室屋選手を超えることはなかった。

 

・余談

今回は「カメラマンエリア」で観戦をしたが、三脚を使って撮るタイプじゃないので、

一般エリアの方がよかったかも?って感じでした。

もともと逆光気味の大会なので、酒でも飲んでのんびり観戦するのがいいかも。

 

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 "とはいえ、400mmあればそれなりに撮影を楽しめる"

写真だと機体がちっさく見えるけど、実際はもっとでかくて迫力が全然違う。

 

零戦、DC-3、陸自のヘリ、消防ヘリはその2で。

 

ブルーサーマル4

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なんか、いろんなところでのコラボがすごいことになっています。

最後のコラム的おまけ漫画、元鳥人間グライダーおじさんとしては、

ちょっともにょもにょします。

グライダー部と鳥人間だとどっちの方が知名度あるんだろう。パラグライダー、ハンググライダーもあるからなあ。

 

しかしこれを読んでて思うのは、全国で毎年学生グライダーパイロットが生まれているはずなのに、なんで社会人グライダークラブは高齢化の一途をたどっているのかというところ。不思議。

 

飛びこめ!!沼02

2巻目ももちろん購入。

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よくわかっているようで、全くわかっていないレンズ名称の意味。

自分もこのあたり適当だし、わかりすぎて困る。

表紙の状況については、買って確認しよう!

 

最後に著者によるサンプル写真があるけど、顕微鏡で撮ったみたいな写真ですごい。

 

痛飛行機あらわる@静岡空港

静浜基地航空祭で盛り上がっていたその日、すぐ隣の静岡空港でもある機体が話題を呼んでいた。

というわけで、航空祭帰りに静岡空港へと急行した。

 

JA3978 PA-46

 JA3978 PA-46

イー・フライトアカデミーによる、「エロマンガ先生」というライトノベル/アニメとのコラボ機体のようで、このラッピングはわずか一週間程度の期間限定のようだ。

ところで痛飛行機という言葉だが、旅客機の特別塗装機もたいがい痛飛行機だし、今更感があるなあと思った。

ただ、ジェネアビ機でやってくれると、撮影する方も楽しくなる。

 

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 JA9869 Bell206

個人的には、隣にいた農薬散布装置を装備したこちらの機体の方が収穫が大きかった。

農業だけに(適当)。

 

静浜基地航空祭2017に行ってきた

春の航空祭ラッシュです。今回は静浜基地航空祭の話。

ここは航空自衛隊パイロット候補が最初に操縦訓練を行う基地のひとつ(もうひとつは同日航空祭のあった防府北基地)で、初等練習機であるT-7が配備されている。

 

滑走路も1500mと短めで、戦闘機が離着陸できないためか地上展示もT-7とヘリコプターが中心となる。

ちなみに、今年の入場者数は4万人。航空祭の中でもこじんまりした航空祭のひとつではないだろうか。

 

当日の天気は晴れ。滑走路が東西に走る基地なので、メイン会場となる北側エプロン地区では撮影環境があまりよくないかと思い、まずは南側で撮影を行った。

JASDF RF-4

 百里基地より飛来したRF-4。

 

JASDF F-4

 岐阜基地より飛来したF-4

南側だとちょうど真上を通ることになるようで、あんまり撮影にはよくなかった。

おそらく、基地外での撮影が正解だったのだろう。

 

しかたがないので、昼からは北側で撮影をすることに。

 

JASDF T-6

 飛行可能状態にあるとされるT-6。

スピナーがついてるのは初めて見た気がする。

 

JASDF T-7

JASDF T-7

  地上を転がるT-7を撮る。航空祭ならではの風景はおさえておきたい。

 

JASDF Blue Impulse

浜松より飛来したブルーインパルス

やっぱり北でも厳しいか。

 

前々からしっかり見たかったT-7を堪能できたのでよかったが、

今後の課題が多く残る 航空祭となった。来年リベンジだ。

 

岩国基地フレンドシップデー2017 その3

最後は地上展示機の紹介。

厚木基地でも思ったのだが、飛行展示機と地上展示機をわけているので全周をぐるっと回って見れるのが、エプロンの規制線の先に並べられるだけの航空祭とは違うと感じた。

 

F-35B

 F-35B ライトニングⅡ。

F-35の中でSTOVL性能を持つタイプ。垂直離着陸用のリフトファンが内蔵されており、キャノピーの後ろ側が少し短い。

見ての通りだが、周りを緑の柵で囲われていたので近づくことはできなかった。

アメリカでの展示では柵がないこともあるらしく、やはり微妙に扱いは違うのだろう。

 

MV-22

 MV-22 オスプレイ。微妙にローターを傾けた状態で展示されていた。

当日は機内に入ることもできたので、非常ににぎわっていた。

中に入った感想としては、輸送機としては小さめではあるというところ。

ただし、艦載輸送機であるC-2と比較すると積載量含めたもろもろの性能で優っており、搭載重量の大きいCH-53と比較しても、展開能力を考えると間違いなくこちらの方が優勢だろう。

ローター近くのメカメカしさは興奮せざる負えなかった。本当にすごいものを作ったものだ。

 

DC-3

 ブライトリング DC-3

製造はなんと1940年で、太平洋戦争は始まってすらいない。

まだ飛べるだけでなく世界一周を行えるほど元気であるこのような機体を維持できることは、航空後進国にいる身としてはうらやましい限りだ。

DC-3は戦争中だけでなく、戦後も幅広い期間、軍用機や旅客機として世界の航空輸送を担った名機だ。

神戸のフライトは都合がつかなかったが、今年はレッドブルエアレースを観戦するのでそちらでのフライトを楽しみにしたい。

 

DC-3 landing gear 

脚が生き生きしている。エンジンを持つ機体だと、降着装置はエンジンの次くらいに大事ではないだろうか。

 

A-10

 A-10

在韓米軍所属機。これも見たかった機種のひとつ。携行式の地対空ミサイルの性能が向上している昨今、昔のような活躍は難しいだろうなあと思う。

エンジンがE-jetと同じなので、A-10の機体規模だと大きく感じる。

 

F-16D

 F-16D。複座機はよい。

これも在韓米軍所属機。右翼にはAN/ASQ-T503訓練システムポッドが吊るされていた。

 

UC-35D

 UC-35D

セスナ・サイテーション好きとしては押さえておきたい機体。

機首にはなんらかのセンサーかアンテナが追加されているようだ。

 

AV-8B

 AV-8B ハリアー

飛行機といえば、空気抵抗を抑えるために極力突起物などは減らしたいものだ。

しかし、このハリアーからは武骨な印象を感じたが、それがいいのだ。

 

AV-8B

 最高でしょ?

 

CH-101

 砕氷艦しらせ搭載 CH-101

格納庫内の展示だったので、全体をおさえた写真は撮れなかった。

 

US-1A

 US-1A

ラストフライトを行った機体だ。US-1、US-2問わず海上をどんぶらこしているのは見ているが、飛んでいるのは見たことないんだよなあ。

ああ、入場を待っている間に遠目で見れましたね(泣)

 

午前中はやや曇り気味だったが、午後からは晴天となり展示飛行もより一層楽しむことができた岩国基地フレンドシップデー。来年はいよいよF-35Bがフライトを見せてくれるだろうか。

厚木基地の艦載機も移ってくるし、来年もまた参戦したいところだ。

 

 

岩国基地フレンドシップデー2017 その2

その2

C-130

 アメリカ陸軍パラシュートチームGolden Knightsを載せたC-130。

 

Golden Knights

 でかい旗を広げてのパラシュート降下は、かなり技量のいることだろう。

 

ついでMV-22、F/A-18D、AV-8Bが離陸し、海兵隊による近接航空支援デモが始まった。

Air refueling demonstration

空中給油デモ。F/A-18Dは、このあと地上攻撃デモを行った。

 

MV-22

MV-22による歩兵部隊展開はよく見れなかったけど、かっこいいからよい。

 

AV-8B

 垂直着陸を実施するAV-8B。ハリアーのこれは一度見たかった。

 この機体が所属するVMA-311はF-35Bではなく、F-35Cに機種変更をするらしい。

 残念ながらAV-8Bは前日の予行でエンジンに不具合があったようで、当日は離陸と着陸のみの展示となった。もちろん、予行とは違う機体を使っているだろうけどね。

 

飛行展示はこれくらいで、次は地上展示。つづく。