最後は地上展示機の紹介。
厚木基地でも思ったのだが、飛行展示機と地上展示機をわけているので全周をぐるっと回って見れるのが、エプロンの規制線の先に並べられるだけの航空祭とは違うと感じた。
F-35B ライトニングⅡ。
F-35の中でSTOVL性能を持つタイプ。垂直離着陸用のリフトファンが内蔵されており、キャノピーの後ろ側が少し短い。
見ての通りだが、周りを緑の柵で囲われていたので近づくことはできなかった。
アメリカでの展示では柵がないこともあるらしく、やはり微妙に扱いは違うのだろう。
MV-22 オスプレイ。微妙にローターを傾けた状態で展示されていた。
当日は機内に入ることもできたので、非常ににぎわっていた。
中に入った感想としては、輸送機としては小さめではあるというところ。
ただし、艦載輸送機であるC-2と比較すると積載量含めたもろもろの性能で優っており、搭載重量の大きいCH-53と比較しても、展開能力を考えると間違いなくこちらの方が優勢だろう。
ローター近くのメカメカしさは興奮せざる負えなかった。本当にすごいものを作ったものだ。
ブライトリング DC-3
製造はなんと1940年で、太平洋戦争は始まってすらいない。
まだ飛べるだけでなく世界一周を行えるほど元気であるこのような機体を維持できることは、航空後進国にいる身としてはうらやましい限りだ。
DC-3は戦争中だけでなく、戦後も幅広い期間、軍用機や旅客機として世界の航空輸送を担った名機だ。
神戸のフライトは都合がつかなかったが、今年はレッドブルエアレースを観戦するのでそちらでのフライトを楽しみにしたい。
脚が生き生きしている。エンジンを持つ機体だと、降着装置はエンジンの次くらいに大事ではないだろうか。
在韓米軍所属機。これも見たかった機種のひとつ。携行式の地対空ミサイルの性能が向上している昨今、昔のような活躍は難しいだろうなあと思う。
エンジンがE-jetと同じなので、A-10の機体規模だと大きく感じる。
F-16D。複座機はよい。
これも在韓米軍所属機。右翼にはAN/ASQ-T503訓練システムポッドが吊るされていた。
UC-35D
セスナ・サイテーション好きとしては押さえておきたい機体。
機首にはなんらかのセンサーかアンテナが追加されているようだ。
AV-8B ハリアーⅡ
飛行機といえば、空気抵抗を抑えるために極力突起物などは減らしたいものだ。
しかし、このハリアーからは武骨な印象を感じたが、それがいいのだ。
最高でしょ?
砕氷艦しらせ搭載 CH-101
格納庫内の展示だったので、全体をおさえた写真は撮れなかった。
US-1A
ラストフライトを行った機体だ。US-1、US-2問わず海上をどんぶらこしているのは見ているが、飛んでいるのは見たことないんだよなあ。
ああ、入場を待っている間に遠目で見れましたね(泣)
午前中はやや曇り気味だったが、午後からは晴天となり展示飛行もより一層楽しむことができた岩国基地フレンドシップデー。来年はいよいよF-35Bがフライトを見せてくれるだろうか。
厚木基地の艦載機も移ってくるし、来年もまた参戦したいところだ。