クラウドファンディングを何度か行っていた九五式軽戦車の里帰りプロジェクト。昨年ついに日本に戻ってくることができ、先日お披露目会が行われたので行ってきた。
イベントは盛況だったようで、到着したころは人が多くて初めのお清め祓い式等はよく見えなかった。
九五式軽戦車は旧日本軍で運用されていた戦車で、機動性を重視して開発されている。非常に小型の戦車でかわいらしさがある。
エンジンも当時として最先端ともいえる空冷ディーゼルエンジン(三菱A六一二〇VDe)を搭載。燃費がよく航続距離の長い戦車となっている。
こちらは同時に展示された、アメリカのTVドラマ用に作成されたプロップ。実際に走ることができ、外観は非常によくできているように思う。
同じく同時に展示されていたくろがね四起。こちらも以前クラウドファンディングにてレストアがされたもの。
今回のお披露目式では合わせて体験搭乗のリターンも行われており、何度も走行しているシーンを見ることができた。
ディーゼルエンジンも調子が良いようで、エンジンも楽に始動しており、軽快な走りを見ることができた。
拡大してみないとわからないが、「105」とある部隊標識の右隣にあるリベット状のものは実はボタンとなっており、外から押すことでブザーが鳴り車内に外の危険を知らせることができる。
目と鼻の先で見れる走行する姿は迫力がすごい。今後ここまで近くで走る姿をみることはさすがに難しいだろう。
朝は曇り空であったが、強風の影響か雲が晴れていき富士山とのからみも撮影。
屋内ではなく屋外で撮影できるだけでうれしいのに、天候にも恵まれて非常に楽しい時間をすごすことができた。
よくばり3点セット。
三菱A六一二〇VDe。カバーを開けた状態であったため、プッシュロッドが動くところまで見ることができた。
旧軍戦車の足回りの汚れ方の参考にでもと撮影。夏に発売される、今回里帰りした仕様のプラモデルを作るのが今から楽しみだ。
銘板。リベットの先がとがっているのがおもしろい。
砲塔。主砲は九八式三十七粍戦車砲。横からは九七式車載重機関銃がでており、現代の戦車とは違う趣がある。
マフラー。各ナットがコッターピンでゆるみ止めされているのが印象的。
操縦席前の小窓。横のスリットは戦車内に光を取り入れるためのものだそうです。
前々から一度は見てみたいと思っていた旧日本軍の小型戦車。まさか日本で、しかも走っている姿を見れることができるとは夢にも思いませんでした。
次回は5月に静岡ホビーショーで展示される予定になっているので、次は細かいところもいろいろとみてみたいなあと思います。