MRJが無事初飛行を終えました。
これは総飛行時間2500時間と言われる飛行試験の入り口にたどり着いたにすぎませんが、とにかくめでたいことですね。
まずはチェイス機の紹介。
ダイヤモンドエアサービス JA300A MU-300
三菱が70年代に開発したビジネスジェット機。日本で開発された数少ない民間ジェット機のひとつ。
三菱重工業 JA78MA Hawker400A
MU-300が紆余曲折した結果誕生(?)した機体。
航空自衛隊 飛行開発実験団 06-5651 T-4
なぜか空自のT-4までチェイスに。防衛省の空域で飛行が実施されることと関係があるのでしょうか。
後席パイロットのヘルメットが青いのが気になります。
それでは、MRJの飛行へ話をうつします。
さすがに乗客も積み荷も載せていないから離陸がはやい。
名古屋飛行場はFDAがE-jetを使って運航しているが、それよりもかなり手前側で浮き上がった。
同規模のE-175と比較するとかなり胴体が細い印象をもつ。
そのためか、胴体下のフェアリングが大きく見える。
フラップ固定、脚のひきこみなし、逆推力装置使用なしの条件だったが、
もろにフラップを使っている。どうやら下げた状態で固定だったようだ。
なぜかT-4との距離が一番近い。民間機と空自機の並びはなかなかみれない。
その後もぴったりとついています。試作機のチェイスに日本で最も慣れているであろう飛実団は心強い。
約1時間半の飛行を終えて無事に着陸。初飛行は成功裡に終了した。
エプロンに戻るMRJ。
MRJを見ること自体が今回が初めてであった。
用途は違うが、P-1やXC-2にもつもっさりとした印象と異なり、スマートにまとまったいい機体だなと感じた。
エンジンの静音性とかどんなものかと思ったが、こちらは報道ヘリのローター音でほとんどわからなかった。
ようやく飛行したことで少しでも受注が伸びればと思う。
しかし、後ろにはE2-jetがせまっているので、余談が許されない状況に変わりはない。