滑子航空機,覚書

飛行機好きで、写真を撮ったり、プラモを作ったり。

富士総合火力演習2017に行ってきた

もう一か月も前の話になるが、ようやく総火演に当選することができたので

見に行ってきました。

 

初めての当選ということもあり、さてどのような写真が撮れるもんかとネットをぽちぽち見ていると、どうも一般シート席からはほとんどまともに写真は撮れることができないようだったので、そのあたりは陸自のイベントだから仕方ないと思いつつ見に行くことに。

 

90式戦車

やや高くなっている箇所に来てくれると撮影ができるが・・・。

 

87式自走高射機関砲

 見たかった車両のひとつ、87式自走高射機関砲。

 

AH-64D

飛びものだけはしっかりおさえましょう。背景が山なのは新鮮だった。

 

とりあえず、実弾演習は見て聞いて楽しい。リアル爆音なのだ。

もうシート席は何も考えず爆音と実弾の爆発を楽しみましょう。

ちなみに、車両によっては高い機動性を実演していますが、見えません(泣)

 

演習の後は地上展示。気になったのだけを少し紹介。

輸送防護車"ブッシュマスター"

 ブッシュマスター

車両裏面は特徴的なV字形状をしており、日本では即席爆発装置などの脅威下でも邦人を救出できるようにと導入が決定された。

 

AAV7

 AAV-7

陸上自衛隊水陸機動団に配備予定の水陸両用車。

原型はアメリカで1970年に正式採用されており、改修・改良は現在でも行われている。

これがぷかぷか浮かんでいる姿はあまり想像できないほどマッシブな印象を受ける。

 

99式自走155mmりゅう弾砲

 99式自走155mmりゅう弾砲

北海道配備のため、本州ではほとんど見ることができないと思われる。

 

さて、今回は一般シート席だったので戦車の射撃を写すなんて不可能な状態だったが、次に参加するときは、ぜひスタンド席で見たいものです。

 

飛燕分解展示は11/13まで

前回はかなり短時間しか見れていないので、また行かないとなあと思っていると、

いつの間にか展示終了日が近づいていた。

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 こういうのは思いついたらぱっと行かないと、ずるずる引きずって結局行かなくなりがちだから、どこかで行かないと。

そして、今年の岐阜基地航空祭は11/19なので、これとからめられないのはちょっとつらい。

 

鯖塗装消える

2週間ほど放置していたけど気にしない。

ところで、ついにANAの787鯖塗装が消える時が来たようですね。

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1号機

 

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 2号機

 

これも好きな特別塗装機だったのですが、 やっぱり整備での塗り替え時にわざわざ再塗装するにはコスト的に大変なんでしょうね。

 

ところで、鯖塗装とはよく言ったものだなあと思いますが、誰が言い始めたのでしょうか。

 

飛行機のお値段

 たまに調べてみるけど、当然ながら結構高い。

とても個人で買えるようなものではない。

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 小型機の代名詞、セスナ 172。新造機だと3000万円くらいする。

この時点で個人で所有するには高すぎるけど、中古で買う人がほとんどだろう。

 

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  双発ビジネスジェット機、セスナ サイテーション。

サイテーションだけでもモデルがたくさんあるが、写真の10人乗りのCJ2+で7億円。

 

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ダッソー ファルコンX7。15人乗りで巡航速度、航続距離ともに高性能な三発ジェット機。55億円だそうだ。

 

ちなみに、最近の複座グライダーでも2000万円くらいだった気がする。

 

チハを見てきた。

 チハ。この文字だけを見ているとゲシュタルト崩壊しそうだが、それはさておき九七式中戦車を見てきました。

 場所は静岡県の若獅子神社。サイパンから帰還したチハが安置されている。

 

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  戦車の運用は詳しくないので何とも言えないが、少なくとも対戦車用としては開発されておらず、歩兵に随伴し敵陣地の破壊を目的としていたであろうチハは、対戦車戦で苦戦することとなった。

 のらくろにでてくる戦車そのままで、現代の平べったくて四角いだけの高性能戦車とはおもむきが違う。

 

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  遊就館に展示されているチハと違って大規模な修理は行われていないようだ。

大穴があいているわけではないが、どのような状態で撃破されたのだろうか。

 

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 足回り。鉄って劣化するとこういう割れ方するのね。

 

  陸軍少年戦車兵学校の跡地に作られた若獅子神社だが、当の学校では14~19歳の少年を戦車兵として育成しており、無茶しやがってという感想しかでてこない。

 

AIR RACERS Vol.4

第4弾。今回はヤコブレフ特集。今でこそロシア/ソ連の戦闘機といえばスホーイにミグだが、WWⅡ時代の戦闘機といえばヤコブレフなのだ。

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とはいえ、WWⅡ時代のソ連戦闘機は目立って性能の高い戦闘機もなく、

Yak-3とYak-9を見たことはあるが、ともにもっさりした印象だった。

なので、それがレーサー機に?っという疑問を持ちつつ読み始めた。

 

Yakovlev Yak-3U

 "Yak-3U Planes of Fameにて"

 

 例にもれずとんでもない魔改造が行われている機体もあるようで、その記事を読むだけでもおもしろかった。

 冷戦崩壊後に再生産された機体が多いこともあり、レーサー機として以外の楽しまれ方もしているようで、旧日本軍機のレプリカ機でやってみたなあとも思う。

 

戦後の国産機:番外編

 わざわざ番外編とするのもおこがましい話だとは思うが、まだまとめ切れていないので、番外編としたい。

 一般的には軽飛行機以上に知られていない、グライダーや個人製作の飛行機があるのだが、あまり資料もないので調べられた範囲で書いてみる。

 

 大学開発のグライダー

 日大が航空機の開発をしていたことはすでに記事にしているが、東京大学では航空解禁すぐにLBS-1を開発し、東北大学ではごく最近まで現役で使用していたCumulusを開発している。

 ともに大学としてなのか、学生 or OBが大学と関係なく開発したものかはわからないが、そのようなグライダーが存在したということで書いておいた。

 

 国産グライダー

 有名どころは現役で飛ぶ機体のある萩原式だろう。シリーズ合計で数十機生産された。

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"萩原式H-23CⅢ" 

 

 他にもあるようでソアラーだけでも備忘録として書いておく。

・三田式1~ 3型

・軽飛行機式SS-1、SS-2

・富永式鴎号

・佐藤前田SM式206

・あそG

 ・倉橋式KD-1

霧ヶ峰式とんぼ54-1

・東飛式SA

・富士B-5

 つらつら並べてみたが、ソアラーだけでも意外と多いなあと印象。萩原式、三田式を除けば量産はされていないと思う。多くが航空解禁すぐの機体ということもあり、情報が少なすぎて詳細は不明。

 

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"三田式3改1型"

三田式グライダーの中には、本庄季郎氏が設計にかかわったものもある。

 

 ホームビルト機

 外せないのはホームビルト三河だろう。ホームビルト機を設計・製造していた会社で現在でも飛ぶ機体は多い。

 他にも個人で設計し、飛ばしていたホームビルト機もある。OX5 スバルプレンや濱尾式しおからとんぼあたりが有名らしい。

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 "濱尾式 80%スケール零戦"

 こちらは、飛行はしていないようだ。

 

 知らない中で調べてみると、国産グライダーは意外とあったんだなあと感じる。

しかし、残念ながらその多くが過去形だ。