見に行ってきました。先日退役した747政府専用機の貴賓室。先行して6月から石川県立航空プラザで展示が開始していましたが、7月からは浜松広報館でも展示が始まりました。
展示場所は3階。貴賓室は747の1階の最前部に位置しており、機体外観の一部も再現されています。
セキュリティー上の関係でこれまで貴賓室が公開されることは無く、退役をもって初めて公開されることとなったわけですね(退役直後に報道公開はされていた)。最前部に位置するモニターには、運行状況等を表示していたようですが、こちらでは747政府専用機の真正面からの写真が飾られています。
左側には衛星電話を備えた執務席が設置されています。
右側には机を挟んで計4席設置されています。
写真ではわかりづらいが花菱模様(幸菱ではないかと思う。花菱を組み合わせて菱模様にしたものをそう呼ぶそうだ)のソファ。
貴賓室の展示としてはこれだけですが、近くに設置されているデジタルサイネージには、他の部屋の様子の写真が流れていました。
こちらは貴賓室の隣に再現されている記者会見席。
貴賓室とは異なる椅子が使用されていたようだ。先ほどのソファとは違う模様ではあるが、同じく幸菱模様。
記者席より。
ちなみに、格納庫2階でも椅子単体で展示されている。
記者会見室に置かれていた椅子と同じもの。説明板には随行員用座席とある。
貴賓室に置かれていた椅子と同じもの。説明板には夫人室用座席とある。
説明板にはクルー用座席とある。整備士や交代要員など特別航空輸送隊員が使っていたのだろう、ちょうどコクピット後ろ側に設置されていたようだ。
最後は夫人室用ソファ。ちなみに、右側に見えているのは夫人室用テーブルだ。
これまで公開されることのなかった貴賓室ということもあり、非常に珍しいものではありますが、まあ、椅子ですね。