大韓航空のA220-300が定期便としてセントレアに就航したのでさっそく見てきました。もともとはボンバルディアCシリーズとして開発されていましたが、いろいろあって現在はエアバスがCシリーズの製造・販売を行う株式会社C Series Aircraft Limited Partnershipを買収し、エアバスの製品となっています。ややこしい。
今回は大韓航空A220として初の国際線への投入であり、737-900とバトンタッチする形になりました。サイズとしては小型化の方向になります。
初着陸。定刻から10分ほど遅れての到着となった。
胴体径にたいしてコクピットの窓が大きく感じますが、形状としてはA350と親和性が高そうだ。そのうち隈取されたりしてね。
あまり気にしたことがなかったですが、ウイングレットもしっかりついていますね。
A220もP&WのGTFエンジン(PW1500G)を搭載しており、燃費の良さが売りになっている。E2jetやA320neoやMRJを考えると、このクラスの機種では今後しばらくGTFエンジン搭載は必須となるのだろう。737MAX・・・?
最近多い、窓の段差のない機首。最近になって増えたのは、たんなるトレンドだからなのか、それとも抵抗低減につながる(いままでは製造上作れなかった)からなのか。
機首をアップで。なかなかかっこよい顔つきです。
初就航の新機種ということもあってか、普段と違って人が多い。よくよく考えると、いきなり飛来してきてぶっつけ本番で荷物の積み下ろしから、出発前点検までするのは大変そうだ。
ちなみに、この機体はCシリーズ時代に引き渡されていることもあって、後部搭乗口横の機体名称には「CS300」と書かれている。今後、A220と書き直されたりするのだろうか。
出発も定刻から40分近く遅れての離陸となった(なぜか誘導路でいったん止まってしまった)。主翼は複合材で作られているそうだが、787のようなしなりがないことにも注目したい。
現在A220はエア・バルティック、スイス インターナショナル エアラインズ、大韓航空で就航中であり、つい先日大口顧客でもあるデルタ航空にも引き渡されたばかりで、今後の活躍が楽しみですね。