必ずしもすべての輸送機に要求されるわけではないけど、軍用の輸送機には不整地着陸が求められることがある。当然、破壊された滑走路に着陸する必要もでるだろうし、滑走路がなくても、平らな草っぱらがあればとりあえず離着陸ができるという寸法だ。
自衛隊が保有する輸送機ではC-130が不整地着陸能力を有しているが、それでも訓練時はそれなりの処置をしている。
胴体下面にはおそらく保護を目的として、アンテナ類にオレンジのカバー(テーピングか?)がつけられている。いくら能力的に可能とはいえ、機体への負荷が小さいわけではなかろう。
ちなみに、C-130の後継機として開発が進められているエンブラエルのKC-390は、調べた範囲では一応不整地着陸能力は持っているらしい。