"脚"本第2弾。
当然のことながら、今回も飛行機の全容をうかがい知ることはできない。
飛行機の脚というものは、ただ離陸と着陸のためだけに存在している。しかし本書は、脚というものは各機種の特徴や開発された時代を知ることができるおもしろいものであることを気づかせてくれる。
また、TSR-2の話は初めて知った。脚は飛行機の生命線であるだけに、おっかない話だなあと思うと同時に、昨今は初飛行で脚上げを行うこともあるため、設計時はどこまで事前に検討しているのだろうかと思った。
ところで、ソ連・ロシア機特有のホイールカラー(個人的にソ連グリーンと呼んでいる)はなにか意味があるのだろうか。