ようやく7巻です。一年に一度のお楽しみ。
6巻がなかなか重たい話で終わったので、さてどういう続きになるのかと首を長くして待っていました。
主人公のマルチナが目の当たりにした、戦争で"しばしば"生じる不合理に対してどうやって折り合いをつけていくのか。そこを何人かの登場人物のエピソードと織り交ぜて少しずつ、丁寧に消化するところで名言が飛び交う飛び交う。自分も"正念場"がわかるような生き方をしたいもんだ。
そんな話もありつつ、キリールは陣中新聞の編集長になったり、気象隊がでてきたりとおもしろ話も盛り込まれている。ここまで話数が多くなってくると各キャラクターの魅力も増してくるし、今後も楽しみだ。
そういや、珍しく最終話が続きものじゃないな。