前回はP-51に絞った内容のAIR RACERSでしたが、今回は1機種に絞らずに、
リノエアレースに参加する飛行機たちが紹介されています。
P-51が液冷エンジンであるのに対し、表紙のF8Fは空冷エンジン。
そのため、まず空冷エンジンとそのカウルにまつわる話が紹介されている。
NACAカウリングの話は非常に興味深かった。
また、後方から比べたP-51とF8Fの写真もおもしろい。一見すると、F8Fが雷電か鍾馗のように見えてくる。
そして、今回はリノエアレースのために開発されたオリジナルレーサー機の紹介もある。
その中の一機、ポンド・レーサーは、かのバート・ルータンが設計したレーサー機。
特異な形態に目がひかれるが、その理由に少し納得。
少ししか納得できない理由は、本書でぜひ確認していただきたい。
ところで、やっぱりリノエアレースでは事故で失われた機体が多いことも気になるところ。
自分も飛んでるし、気を付けないとなあ(レベルが違うけど)。