先日バイクのタイヤ交換をしたので、軽いツーリングがてら何かいいスポットがないかなあと調べていたらみつけました。場所は大阪と和歌山の境界あたり、距離も片道100km程度。
ここは大阪湾の防衛を目的に作られた旧日本陸軍の要塞である由良要塞の一部。
由良要塞は友ヶ島にある砲台群跡がラピュタに似ているということで有名だそうだ。
全部下道で行ったので片道約3時間。まあ時間的にもちょうどよい。
砲台跡までは遊歩道という扱いになっているが、なかなかの山道。虫が多い。
しばらく歩いていると、急にひらけたところに行きつく。
ここが深山第一砲台の跡地だ。奥にはさらに二つの陣地があり、
合計で6門の榴弾砲が設置されていたそうだ。
弾薬庫跡。保存状態はいい。攻撃から守るためか地下に造られている。
階段が急で、ここから砲弾を運ぶのはさぞ苦労しただろう。
入り口付近はぬかるんでいた。最近雨降ったっけ?と思ったが、場所が場所だ。乾くのに時間がかかるのだろう。
倉庫の中。ここで懐中電灯を持ってきていないことを後悔した。
真っ暗でまったく中が見えないのだ。フラッシュ撮影でなんとか見えた。
トンネル下にある弾薬庫跡は本当に何も見えない。失敗したなあ。
運用当時はどうしていたのだろう。
砲台は防護壁に守られており、山をくりぬいて作られているようだ。
その上は展望台となっている。手前の島が友ヶ島。奥に見えるのは淡路島だ。
たくさんのトビが飛んでいた。横がすぐ海なので上昇気流が強いのだろう。
さらに奥に進むと深山第三砲台跡にあるので遊歩道を突き進んでいく。
帰りに撮ったが、これ遊歩道なのか?すべると結構危ないぞ。
この先も坂がきつく軽い山登り気分だ。
途中で見たアオスジアゲハ。羽に傷がほとんど見られない。
途中にあった水辺にはモクズガニがいた。食用。
ここが深山第三砲台跡なのかな?
階段の上はこんな感じ。ほとんど近づけないのでそうそうに退散。
もうしばらく進むと海にでます。ゴミが結構流れ着いていた。
これは海軍の水雷施設跡。ここから魚雷を降ろしていたらしい。
帰りにアカテガニと遭遇した。水辺から結構離れているが、こいつは陸上生活にかなり適応したカニなので問題ないのだろう。
ついたときから気になっていたが、飛行機の音が結構する。上を見上げると、
エアインディア VT-ANQ 787-8
関空に着陸する機体がかなり近い。展望台では400mm以上あるであろうカメラを構えた人がいた。
よくよく考えると、ここは関空へ向かう機体のちょうど真下辺りになる。
帰り際、別のところで少しだけ飛行機撮影をした。
ANA JA707A 777-200
チャイナエアライン B-18706 747-400F
貨物機だけど、この距離で747が見れるのはすごくうれしい。
期せずして飛行機の撮影もできた加太・深山地区砲台跡めぐり。服の上から蚊にやられたりもしたが、非常におもしろかった。
加太砲台跡は別のところにあるのだが、今回は行っていない。
次は本丸たる友ヶ島の砲台跡に行きたいところ。