滑子航空機,覚書

飛行機好きで、写真を撮ったり、プラモを作ったり。

岐阜基地航空祭2017 その1

 今年も行ってきました岐阜基地航空祭。天気が心配されましたが、結果的には朝はそこそこ晴れて、昼頃からは雨が降ったりやんだり。

 前日にフライト情報が発表されたが、グライダーの飛行展示がなくなったりと全体的に"あっさり"した航空祭であった。昨年の"こってり"した航空祭と比較すると物足りなさも感じたが、ブルーインパルスの影響もあってか入場者数は昨年の2倍となる13万人であったそうな。

 

IMG_5860_2

 ひとまずX-2。今年は真横を向けて展示されていた。そのため、 昨年は見れなかった偏向パドルまでじっくり見ることができた。

 

X-2 thrust vectoring paddle

 いたるところからステルス性を考慮した形状を見て取れる。また、パドルには何かの計測用と思われる線が設置されている。

 

 とにかく、ようやく"まともに"標準ピトー管のついていないX-2を撮影することができた。これで、3形態(標準ピトー管あり、なし、標準ピトー管+スピンシュートつき)をすべて撮ることができた。

 おもしろいのは、試験最終フライトでは標準ピトー管つきだったはずが今回は外された状態で展示されていたこと。最終フライト後は解体されるなんていう噂もあったが、さすがにないんじゃないかな。そんなもったいないことしないでしょう。

 

 昨年と同じように、朝一でX-2を拝んだ後は南会場に移動。まずはグライダーの展示を見に行った。

 

Glaser Dirks DG-505

 Glaser Dirks DG-505。

複座の練習機だがタイヤを格納することができ、滑空比は40とかなり高性能なグライダーだ。日本には何機くらい輸入されているのだろうか。

 ちなみに、ほぼ同型機でありモグラ版のDG-500MはPerlanⅠとしてグライダーの最高高度記録15,460mを保持していた(過去形/現在は成層圏を目指しているPerlanⅡが高度記録ホルダーとなっている)。

 

Mitsubishi T-2

 三菱T-2。

今年から常設展示機として設置されたそうだ。ブルーインパルス塗装とグレー一色の塗装は見たことがあったのだが、このオレンジ塗装機は見たことがなかった。

 この機体T-2最終退役機であり、さらにF-1支援戦闘機の試作機として改修された特別仕様機でもある、かなりめずらしいT-2なのだ。

 

 さて、今年は零式三座水上偵察機も間近で見ることができたが、それは追ってまとめるとしてその2につづく。