滑子航空機,覚書

飛行機好きで、写真を撮ったり、プラモを作ったり。

飛燕再び

 あれだけ言ってたんだから、さすがに行ってきました。前回行った時から配置が変わっているので新しい発見もあったりする。

 

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  以前と違い、胴体、主翼ともに反対向きになっている。つまり、以前見づらかったところも、しっかり見ることができるようになったのだ。

 

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 しかも、尾翼はばらされた状態で展示されている。結合金具も見放題だし、布張りの舵もよく見える。

 こうやって見ると、エレベータ・ラダーの面積が尾翼それぞれ全体の面積に対して大きいなあと感じる。

 

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  たぶん、コクピット部分になるんだけど、座席とかがないのでちょっと自信がない。

真ん中の大きい金具に操縦桿がつくと思われる。ラダーペダルは見当たらなかった。

 

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  以前は展示されていなかった落下タンク。戦時中に生産された本物で木製だ。

 となりに製作中の動画が流されていたが、前後の半球部分がどのように作られているかはわからなかった。木材で作るとなると、それなりに分割したベニヤを張り付けることになるはずで、手間も大きかったのではないだろうか。慣れればそれほどでもないかもしれないが。

 

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 機首にもかなり近づけるようになっていた。なめらかな飛燕の胴体を存分に味わうことができる。やはりこの機首からキャノピーにかけてのラインは、P-51とはずいぶん違うなあと思う。ただ、それだけに左側面にある吸気口はかなり武骨に感じるのだが。

 

 さて、いよいよ分解展示の終了も近づいてきたので、次に会うときは組み立てられた姿となるだろう。博物館そのもののリニューアルオープンを含めて楽しみにしよう。