岐阜基地を後にして名古屋空港へ向かう。と言っても撮影箇所が意外と多い名古屋空港なので、とりあえず空港の北側に位置する神明公園に向かった。
到着してみると、巨大なレンズをもって待ち構えている人がちらほらいる。
さて、なんぞ来てるのかと話を聞いていると、どうやらF-35Aが飛ぶとのこと。
まさか一日でステルス機を二機種も見る日が来るとはと思いつつ、そわそわしながらF-35Aの登場を待つ。
来ました。ちょっと遠くてもやもや。そのまま北側から滑走路に入って、南端を目指します。この日は航空自衛隊向け6号機のフライト。
離陸!ジェットのメラメラがすさまじい。そして、単発機とは思えない爆音。
低空を維持したまま、アフターバーナーの力で爆速となったF-35Aをとらえることは難しい。今年の頭にレンズ、カメラを新調しておいてよかったと心底思った。
そのままハイレートクライムへ。できたてほやほやなので、エンジンノズルの内側がまだ真っ白だ。
離陸後は神明公園を後にし、着陸をおさえようとエアフロントオアシスへ移動。
ストレートINかと思いきや、脚を出さずに上空を旋回。いきなりF-35Aのお腹をおさえることができた。
いままでの飛行機にはない曲面形状は、ステルス機であることと同時に一部妥協の産物でもあるのだろうが、他の星から来た飛行機と言われても信じそうになるくらい異様な印象を受けた。
やや遠いながらも、背面もばっちり。こっちはかなりすっきりした形状。
まだ緑のプライマー塗装が一部残ったままだ。
着陸へ。この角度から見ると、F-22にとても似ている(見たことないけど)。
エアブレーキを持たないF-35Aは、この後吊った状態のまま滑走路を駆け抜けていった。
この日はステルス機を二機も見ることができた"ビッグデー"となった。
さて、これでMRJの国内試験飛行が再開するまで、しばらく岐阜・名古屋に通はなくて済むはずだ。