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滑子航空機,覚書

飛行機好きで、写真を撮ったり、プラモを作ったり。

JA2016を振り返る その2

展示場・博物館 飛行機 イベント参加

次は屋内展示。数多くの企業が出展しているが、パブリックデーということもあり、すでに撤収済みの企業もちらほら見受けられる。

 

何か面白いものはないかと探していると、

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 JA2016開催直前に発表されたヤマハ発動機の新型の産業用無人ヘリFAZER R G2。

ヤマハ発動機の無人ヘリといえば、10年ほど前に中国に販売して大問題となったことでも有名だろう。

開発は2014年の航空機製造事業法の無人機の重量制限の緩和によるもので、

現行法では製造認可を持たない会社でも最大重量150kgまでの機体を製造することができるようになった。

 

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 "衛星通信装置。Inmarsatの文字が見える"

今回の新型ヘリで最も目につく性能は、航続距離90kmというところだろう。

また、ペイロードも35kgに拡大している。このペイロードは展示状態から追加という話であり、すでに装備されているカメラは含まれないことになる。

航続距離90kmを達成するためにはインマルサット社の衛星通信装置が必要であるが、通信装置はおよそ3kgだそうで、それでもまだ32kgのペイロードが確保される。

なお、価格は1300万円ほど。用途次第ではお安い気がするが。

 

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そして、お隣のブースにはヒロボーのHX-2電動無人ヘリが展示されていた。

作業者の負担を考慮して、小型、軽量化を目標にしており、二重反転ローターを特徴とする。

電動ということで飛行時間は最大でも30分程度だそうだが、農薬散布のような用途では、バッテリーを付け替えれば問題なしとのこと。

 

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 運搬時はローターをたためるので、かなりコンパクト。

展示機とヒロボーHPに掲載の図面と形状が異なるが、ローターをたたんだ状態で全長はおよそ1.7m。性能が全く違うので比較対象としていいかは判断がわかれるが、

ヤマハ発動機のヘリと比較すると2m近く短いことになる。

 

2機展示されていたが、開発段階による仕様の違いで、ともに同じ機種だそうだ。

外装カバーによって見た目も変えることができますよという話でもあった。

開発中ということもあって、価格については書かれていなかった。

 

ヤマハ発動機ヒロボーは、初代無人ヘリR-50を共同開発した仲であり、

現在でも無人ヘリの製造で協力関係にある。

そして、二重反転ローター機といえば、R-50に先行してヤマハ発動機が開発を行い、開発に失敗したという歴史がある(RCASS)。

 

 

産業用ドローンといえば、クボタが低コストの農業用ドローンの事業参入を発表し、IHIが災害救援物資輸送用ドローンの開発を発表した。

この2社にはプロドローン社が開発協力を行うようだが、いずれにせよ、今後、産業用ドローンは活躍の幅を広げることになるだろう。

 

JA2016の話はまだ続く。