滑子航空機,覚書

飛行機好きで、写真を撮ったり、プラモを作ったり。

スペード

レッドブルエアレース千葉はやはり見に行くことはなく、家で中継を見ておりました。

ネットでレッドブルが公式で中継してくれる上、飛行速度、風の強さ、Gの大きさから、ロールをするとパイロットのカメラも回転するという、かなり楽しめる中継でした。

室屋氏はベスト8のところで10Gを超える飛行を行ったため、失格となり残念でしたが、コース記録を作ったりと、次からの試合がすごく楽しみな内容でした。

 

それはさておき、アクロ機にはスペードと呼ばれる機構がついているのを最近知りました。

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エルロンの下から伸びて、やや前の方についている三角形の板です。

これ、エルロンの舵の強さを調整しているようで、エルロンを下に切った時にはより下に向かうように回転モーメントを発生させ、上げる場合はその逆に働くようになっています。

こんなのをつけると舵が取られるような気もするのですが、ちょっと調べてみるとアクロ機のパイロットが、「これを付けずに飛ぶと、マックトラックのように舵が重い」と述べたとか。マックトラックとは大型のトレーラー、トラックのメーカーのこと。

 

なるほど、こういう工夫がなされているのですね。

ところで、エアレースで使っているパイロン。飛行機が突っ込んでも事故なく簡単に裂けるようになっているのですが、どういう設計なのでしょう。気になります。