滑子航空機,覚書

飛行機好きで、写真を撮ったり、プラモを作ったり。

立飛HD Open Factory

R-53とR-HM、そして日本初のソーラー飛行機として開発中のSP-1を見てきました。

場所は立飛HDの敷地内。とにかく、敷地が大きくて驚いた。

大阪にいるから東京事情はあんまりわからないのだが、立川駅周辺はすごく都会だった。東京は「都会」と呼べる地域が多い気がする。

 

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SP-1

現在開発中のソーラープレーンで展示中はプロペラが回っていた。

先尾翼式の機体で非常にかっこよい。胴体は木製できれいな曲線を描いている。

先翼にはアンチバランスタブが採用されている。

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主翼は長くて全幅が16mほど。エルロンがついている。

主桁が木製BOX構造であることがわかる。

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登録番号はJX0148。“航空法第11条第1項ただし書”にのっとって試験飛行を行う。

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R-53

主翼の外翼がアルミ製のレプリカで強度的に飛ぶことはできない。

もともとの翼は木製の2本桁でストラットでトラスをつくる構造だ。

羽布の修復には亜麻を貼り、ドープを使ってテンションをかけるなど、かなり忠実に、そしてきれいに復元されている。

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コクピット。計器はそれほど多くない。

しかし、この機体は見れば見るほど95式練習機「赤とんぼ」とそっくり。

開発、製作期間を考えてもほとんど流用してるんじゃないかと思う。

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R-HM

アンリ・ミニエ設計の機体でほとんどプー・ド・シェル。

といっても、プー自体は戦前に日本で飛んでいるので実際は違う機体。

プーがよく事故を起こしていたこともあり、耐空証明が交付されないなど、なかなか不運な機体でもある。

やはり、くし型翼はかなり操縦が難しいだろうと思う。

 

立飛の二機は、立飛にこそあるべきだと思うが、非常にきれいに修復されているだけに恒常的な公開を望んでしまう。

 

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