第二弾。今回は空力の鉄板書である、
飛行力学の実際
著者 内藤子生
社団法人 日本航空技術協会
著者の内藤氏は艦上偵察機「彩雲」の設計に参加。
またT-1の設計主任でもあり、FA-200の設計者でもあります。
内容としては、難しい数式を追って理解していくような話でなく、とにかく飛行機の設計においてどういう事項を考える必要があるかを明確に書かれています。
そのため、飛行機の空力について幅広く、実際の機体に基づいて学ぶことができます。空力を知る上での第一歩にもなり、深く学ぶ上でも重要なことが書かれており、読み返すことでより理解が深まります。
ただ、本書内で使われている設計値の判定では動力機を対象としているので人力飛行機のような軽量機にそのまま適応することができないことには注意です。
現在新品で手に入ることはなく、古書でも流通数がかなり少ないように思います。
手に入るならば、できるだけ版の新しいものを手に入れることをお勧めします。
より内容が多くなっています。