滑子航空機,覚書

飛行機好きで、写真を撮ったり、プラモを作ったり。

飛行機の構造設計

本の紹介です。

これからも少しずつ、自分が飛行機の設計の勉強の際に使った本の紹介をしていきたいと思います。第一弾は鉄板である、

飛行機の構造設計-その理論とメカニズム-

著者 鳥養鶴雄 久世紳二

社団法人 日本航空技術協会

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鉄板とはいうものの、全くの知識が無い状態で読むと少し難しいと思います。

しかし、飛行機の構造設計を学ぶ上で外せない一冊です。

 

著者の鳥養氏はT-1、YS-11、C-1、T-2の設計に参加しており、久世氏もYS-11の設計に参加している航空技術者であり、航空機設計に携わった人でないと書けないような内容となっています。

 

内容としては、胴体構造から、窓、主翼構造、エンジン取り付け構造、降着装置など、網羅的に扱っています。

大型機、小型機問わず、構造例(しかも実際にある機体の構造!)の図が非常に多く、飛行機の構造を対象としたときに、どのようなことを考えて設計すればよいかが説明されています。

どこにどういう材力が必要であるかを知る上でも重要な一冊。

何度も何度も読み返して、「わかったぞ!」となったときは目の前に道が開けたような気になります。

 

なによりありがたいのは、新品で普通に手に入ることでしょう。

航空機設計を学ぶときはマスト買うべし!