滑子航空機,覚書

飛行機好きで、写真を撮ったり、プラモを作ったり。

ブックレビュー

ガンピの翼 ストーク

ストークは1977年に世界記録を達成した人力飛行機。 今は来年開館予定のザ・ヒロサワ・シティにて保存されている機体だ。 本書はストークに関する話もおもしろいが、機体にも使われていた「紙」にフォーカスしてその歴史を追っていく点は、よくある飛行機的…

零戦の振動

飛行機の振動の話が載ってそうだったので購入。 飛行機というよりかはエンジン振動に関する話に多くのページが割かれており、 具体的に空力弾性学の話を絡めた内容に期待していたのでちょっと残念。 ただ振動工学(機械工学)の初歩的な内容が書かれているので…

飛びこめ!!沼 新しい沼編04

と、当然とっくに買ってましたとも。 カリッとパリッと撮れるんですね・・・。 外付けSSD必要とかギャグかと思いましたよ。

飛行機のV-n線図と重心許容範囲計算の実例本のレビュー

長いタイトルですが、今回レビューする本はこういう言い方にすると何を見てるのかがわかりやすいかなと。 飛行機の設計と製作-2 超軽量動力機の型式証明申請に基づく空力強度計算の実例 著者 (有)オリンポス ずいぶん前にレビューした本のシリーズ第2弾です…

AIR RACERS Vol.6

二年ぶりですかね。新刊です。 今回は元スカンクワークスのメンバーで、冷却のスペシャリストであるピート・ロー氏と、航空機修理工房を経営しているピート・レジーナ氏へのインタビューがメイン記事となっている。内容は、買って読んでくださいとしか言いよ…

飛びこめ!!沼 新しい沼編03

もしかして02はレビュー書いていない? 今回は写真の実例が多かった。カワウちゃん。 自分は飛行機ばっかり取っているから機材が望遠が主力になっているけど、 街中で写真を撮り歩くのもおもしろそうだ。

Landing Gears vol.4

脚本第4弾。脚本って書くと「きゃくほん」と間違えるなあとさっき思った。 今回は英国面が強く押された内容となっており、ケストレルとハリアーの脚の違いの解説が特におもしろかった。また、機体コンセプトと絡めて「なぜそのような脚になっているのか」は…

エアミュージアムコレクション

脚本(Landing Gears)でおなじみの、いけちさんによるアメリカ航空博物館のガイド本。案外こういう本は売っておらず、日本から行くという点ではネットの情報もまとまっていなかったりと、うまくヒットしないことがある。 12個(+α)の航空博物館が紹介されてお…

SUKABU画集 メカのある風景

SUKABU画集 メカのある風景 新紀元社 副題が「メカのある風景」ですが、風景であり、日常にメカがいるのがとてもよい、楽しい画集です。メカが自然に生活に溶け込んでいて、実際にありそうに思わせる絵がおもしろい。

正しい妖怪の食べ方1

こちらもネットで読んでおもしろかったので購入。 もともと読み切りで不定期連載していたもの。 正しい妖怪の食べ方 むこうやまあつし 新潮社 不定期連載物なので、続きが読めるかどうかわからないけど、これもおもしろい。 妖怪を日常の中で、たんたんと、…

モンスター娘のお医者さん1

もともとは小説で、漫画版はCOMICリュウでネット上で連載されている。 モンスター娘のお医者さん1 徳間書店 ネット連載を読んでておもしろかったので購入。名前の通り、モンスター(魔族)を相手にした医者のお話。実際にはいない生き物も、設定をつめていけば…

飛びこめ!! 新しい沼!01

カメラ沼本。新しくなって登場。 Lレンズアライアンスが結成されたから新しくなったんだろうと思います。沼の後ろに「!」が追加されていますね。 一ページ目からかっとばしてますが、シグマの話だけでなく、ライカが登場します。 奥付にも書かれていますが…

Landing Gears vol.3

脚本第三弾。こちらも年に一度のお楽しみになっている気がする。 "表紙からすごく脚です" 今回も素敵な写真とともに、機種ごとの要求を満たすために、脚は様々な形に創り上げられる必要があることを知ることができる。 この本で改めて感じたのだが、旅客機の…

大砲とスタンプ8

一年に一度のお楽しみ。 相変わらず、「戦争」に対する題材の選び方がすごい。この一言に尽きる。 大枠で言うとお話としては4つ分。とにかくおもしろいの必読。 あ、珍しく(?)ラドワンスカ大佐がでてきませんでしたね。ただ、この巻の終わり方からすると次巻…

プロジェクト・オブ・スカンクワークス

スカンクワークスの開発史がこの一冊でわかる本。 プロジェクト・オブ・スカンクワークス イカロス出版 スカンクワークスといえば、ご存じロッキードマーティン社の一部門で、先進的な航空機の開発を行っている部門だ。 もちろん、有名なU-2やSR-71、世界初…

GERMAN AIRCRAFT LANDING GEAR

究極の脚本の一つと言って差し支えないだろう。WW2期のドイツ軍の航空機の脚を、写真だけでなく、図も含めて解説された本。 え、あの飛行機はタイプによってこんなに脚の構造が違うの?とか、え、あの飛行機は初期のころはこんな脚だったのと、脚の違いを楽…

航空機を後世に遺す

航空機を後世に遺す 横山晋太郎 グランプリ出版 かかみがはら航空宇宙科学博物館(現:岐阜かかみがはら航空宇宙博物館)の開館前の航空機収集と、開館後の航空機収集について、当事者の話を読むことができます。 (収集に関しては、あきらかに整合性がとれてい…

飛びこめ!!沼 番外編01

今回は番外編です。シグマのFOVEONセンサーの解説本になっています。 そもそも、カメラのセンサーがどういうものかさっぱり知らない自分としてはFOVEONセンサーの解説本というよりかは、カメラのセンサーの解説本として面白く読めました。 当然、ちょこちょ…

飛びこめ!! 沼04

いつものカメラ沼本。 表紙をめくった瞬間からおもしろい。 FOVEONセンサーってどんな感じで撮れるんだろう。ちょっと気になる。

飛燕修復の記録 機体編

各務原に展示されている飛燕の修復記録本がでていたので買ってみました。 飛燕修復の記録 機体編 モデルアート社 幸いにして、機体自体はほとんどオリジナルの状態で破損も少なく長年屋内保存されていたこともあり、内容としては装備品の修復がメインとなる…

US-2 救難飛行艇開発物語 1

おもしろい本がでていました。比較的新しい航空機の開発話がでてくるのは珍しいのではないかな。 US-2 救難飛行艇開発物語 1 月島冬二 小学館 帯のあおりは無視しましょう。1巻について読む限り理系の話ではありません。ちなみに、2巻は物づくりの話らしいで…

ブルーサーマル5

第一部完ですって。 だいぶ人間ドラマに寄せています。当たり前だけど、みんなそれぞれいろんな思いをもって生きているわけですよね。 個人的にはもうちょっとグライダーで飛ぶこととか、学生競技とかにフォーカスしてほしかったなあ。 妻沼滑空場は滑走路が…

AIR RACERS Vol.5

第5弾。今回は表紙のレコードブレーカーという文字からもわかる通り、速度記録機にフォーカスした内容となっている。 飛行機の世界初動力飛行からまだ100年そこらしかたっていないのだが、X-15による有人飛行による速度記録は50年も前から塗り替えられていな…

Landing Gears vol.2

"脚"本第2弾。 当然のことながら、今回も飛行機の全容をうかがい知ることはできない。 飛行機の脚というものは、ただ離陸と着陸のためだけに存在している。しかし本書は、脚というものは各機種の特徴や開発された時代を知ることができるおもしろいものである…

大砲とスタンプ 7

ようやく7巻です。一年に一度のお楽しみ。 6巻がなかなか重たい話で終わったので、さてどういう続きになるのかと首を長くして待っていました。 主人公のマルチナが目の当たりにした、戦争で"しばしば"生じる不合理に対してどうやって折り合いをつけていくの…

男爵にふさわしい銀河旅行 01

新年一発目の記事はこちら。 男爵にふさわしい銀河旅行 01 速水螺旋人 新潮社 速水螺旋人さんがお送りするコメディ漫画の新作です。 SFもの旅行記で、どたばたコメディでとにかくおもしろおかしい。 おもしろいのでとにかく読んでねって感じだ。 意外と、こ…

飛びこめ!!沼03

3巻目。 今回はISOネタでした。キヤノンもなかなかISOノイズは厳しくて、ニコンがうらやましいなあと思うことしきりですが、シグマはもっと厳しいようで。 まあ、デジタルである都合、どこまで処理が"されていなければ2写真なのかっというなんだか哲学的な話…

世界の駄っ作機1 【増補改訂版】

ついに買ってしまいました。世界の傑作機も有名ですが、こちらはダメダメな飛行機をさくっと各機4ページほどで紹介する、短編紹介集とでもいいましょうか。 世界の駄っ作機1 【増補改訂版】 岡部ださく 大日本絵画 以前、残念な旅客機たちも読んだけど、こち…

AIR RACERS Vol.4

第4弾。今回はヤコブレフ特集。今でこそロシア/ソ連の戦闘機といえばスホーイにミグだが、WWⅡ時代の戦闘機といえばヤコブレフなのだ。 とはいえ、WWⅡ時代のソ連戦闘機は目立って性能の高い戦闘機もなく、 Yak-3とYak-9を見たことはあるが、ともにもっさりし…

最終決戦兵器「秋水」設計者の回想

本屋でたまたま見つけたので購入。こういうのは見つけ次第買っていく。 最終決戦兵器「秋水」設計者の回想 牧野育雄 光人社 秋水設計者の回想とあるが、著者はエンジン側の設計者なので、 飛行機としての秋水ではなく、あくまでもエンジン開発の話がメインと…