保有機全てが色違い(1機だけ同じだけど)でおなじみのFDA。ようやく全色コンプと思いきや、冬の新色が登場。アキレスと亀みたいなものか。
今度はローズピンクとバイオレット。ピンクとパープルと見分けられるだろうか。
国内組み立てのF-35A。海外調達に変更と決まっていたはずなのに、工程を見直すと数十億円もお安くなって海外調達よりも少しばかり安くなるんだとか。不思議なこともあるもんだ。
1機あたりの予算額を見るともともと年々下がっているとはいえ、素人が普通に考えてしまうと、
・いままでがめちゃくちゃどんぶり勘定だった(差額返せ)
・MHIがやっつけで安くなることにした(数年でばれる)
・MHIが身銭切って次期戦闘機に揉み手(LMから怒られそう)
・LMが身銭切って次期戦闘機に揉み手(一機当たり数十億×約100機の額を考えると??)
・MHI&LMが(以下略)
・LM(アメリカ)がアジアに整備拠点を残したい(MRO&U機能は分けて考えるべきなような)
なんにせよ、ロクな理由じゃない気がしてならない。
12/18追記
・「FACOによって値段が変わるので安いところで作ってよ」が認められると、MROのときも同じことが起こりかねず、部品を世界で融通して整備も行うグローバル戦闘機であるF-35の根幹のひとつが揺るぎかねないという点でどっかからくぎを刺された。
・LMは生産数が増えてきたときに小牧FACOに頼る腹積もりを勝手にしてた。当然、LM都合だとFACO建設経費を負担させられる可能性があるので黙ってた。なので困った。
いずれにせよ(以下略)
さて午前には他にもF-15の機動飛行やブルーインパルスも飛びましたが割愛。
午後の部はF-4/RF-4三昧ということでまずはこちらから。
第301飛行隊による機動飛行&模擬空対地射撃のメニュー。
最近、このような飛び方説明をしてくれている案内板を見かけるようになった気がする。撮影する側にとっても大変ありがたい。
こちらは第501飛行隊のメニュー。浜松基地航空祭でも撮影時の機動を見せつけてくれましたが、本場百里基地でももちろん見せてくれます。
午後からは芝生エリアにて撮影。後々からでもこのような写真が撮れるあたり、激戦の航空祭ではないようだ。
午前は北向き発航(03)だったが午後からは風向きが変わって南向き発航(21)に。天気予報を見ればあきらかだったが、薄い望みをかけて芝生エリアに移動した自分からするとやや残念ではあった(離陸時のパッカーンを撮りたかったので)
とはいえ、エプロン地区では位置的に撮影が難しい&午後から順光は難しいのでいずれにせよって感じですね。
基本的には逆光気味なため、クロージングパスまではやや微妙な写真を量産。
クロージングパスはいいですね。ほんとうに編隊が近い。
模擬空対地攻撃時に東へ抜ける際、わずかに順光となる。気合いの入ったF-4からは、見たことがないほどのヴェイパーが。
スぺマも背中ばっちり。
440号機は全世界通算でファントム生産最終号機。とはいえ、ライセンス生産を行ったのは日本だけなので日米通算という言い方にはなったしまうか。最も若いファントムおじいちゃんというわけだ。
全国出張では緑のRF-4ががんばっていたので、青色の背中をはっきり見れたのはこれが初めてだったりする。もっとも、この色のRF-4がでてきたのも2015年9月とかなり最近であることもあるのだが。
緑ファントムだって背中で魅せます。
午前は曇り気味で光量が足りずに微妙な写真が多くなってしまったが、午後からは晴れ間も出てきて非常に撮影の楽しい航空祭となった。
A farewell to F-4/RF-4 Phantom. ありがとう、F-4ファントム。
あ、岐阜の平日訓練はまだまだ見に行くつもりですけどね。
メモ:土浦駅始発で石岡駅についてもバス待ち1時間。基地まで1時間。
帰りはバス待ち45分、石岡駅まで1.5時間。
次は飛行展示の紹介となりますが、当日どこかのポンコツがドローンを飛ばすというハプニングがあり、午前中のフライトは安全を取って高度が高めに。
まずはじめは天候偵察のF-4。いきなり背面を拝むことができる。光線はあたかも夕方のようだ。
離陸するRF-4の編隊。青と緑を合わせて飛ばすとこがにくい。
第301飛行隊も編隊離陸。
F-4/RF-4の編隊飛行。高度が高い・・・。
午前の着陸。当然のようにドラッグシュートを展開しての着陸。これは航空祭でないとうまく撮ることが難しいシチュエーションだ。
フォトフラッシュ発射口を開いた状態で戻ってきたRF-4。
ちなみに、航空自衛隊ではフォトフラッシュを使ったことは無いとのこと。
ただ、機能としては維持しているということでしょうか。
インテークに描かれたスプーク君も合わさってお別れ感が倍増する。
午後の部のフライトはその3で。
実戦部隊のファントムがすべて集結したファントムランドである百里基地。今回の航空祭がファントムにとって最後となる百里基地航空祭ということで、初めてですが行ってきました。
すでにF-35Aの臨時飛行隊が発足している第302飛行隊では今年の3月に最後のファントムが退役。第301飛行隊では20年度でF-4は退役しF-35Aの飛行隊に改編、偵察隊である第501飛行隊は今年度で解散となります。
第302飛行隊特別塗装機
こちらは第302飛行隊での退役に向けて塗装がほどこされた二機の特別塗装機。昨年は都合で岐阜基地航空祭に行けなかったので残念ながら見ることができなかったのですが、ようやく百里基地にて見ることができました。
第301飛行隊特別塗装機
第301飛行隊は「ケロヨン」とも呼ばれており、カエルをモチーフとした部隊マークを使用している。特別塗装機では、そのカエルマークがでかでかと描かれており、またシャークティースまで描かれている。
第501飛行隊。すでに浜松広報館でなめるように見ていますが、青ファントムもなかなかかっこいい。
三沢からお越しの第3飛行隊所属のF-2A特別塗装機。来年の3月には百里基地へ移駐予定であり、その挨拶うかがいか。
飛ばなくてもただただかっこいいファントム。
飛行展示の紹介は次回。
その2は飛行展示の紹介。
3種の戦闘機の編隊飛行が見れるのはここ岐阜基地だけ。これは朝の天候偵察の様子。今後はF-4が退役するので2機種に減ってしまうのが寂しい限り。
毎年おなじみの、今年に限っては2日連続のKC767による空中給油デモ。岐阜基地ではブームを延ばした状態で展示された。
今年は飛行試験展示として飛行試験時に行われる飛ばし方を実施していた。個人的にはダッチロールさせながら飛ばすところがかなりおもしろかったが、写真ではわからないので割愛。ただ、機動飛行でぶんぶん飛ばすところも見たいのも正直なところだ。
異機種大編隊のために離陸するF-15とF-2。パッカーンが見れたのはこれだけだが、いつ見てもすばらしい。F-2は久々に102が飛んでくれて、上下面ともに青の単色塗装という珍しい状態に。
この順光F-4が見れるのも今年で最後かな・・・。
異機種大編隊は3回の飛行を実施。少しわかりづらいが、3枚目はすべて脚出し・着陸灯ONのイルミネーション仕様だ。
異機種大編隊の合間に飛ぶF-2。浜松基地でのくやしさを胸に、打倒プリモF-16。
これまで見たことのない速度のハイレートクライムでお空に吸い込まれていった・・・。
C-1は24号機。4号機だったり初号機だったりと頻繁に変わっているあたり、やはりお年なのだなあと思う。
今年は雲の少ないいい天気で、非常に楽しめた岐阜基地航空祭でした。