そういえば、一式双発高等練習機と東北大式キュムラスの話は書いたけど、三沢航空科学館本体の話を書いていなかったので、ようやく書いてみる。
まずは入り口に至るまでの道路に、ミス・ビードル号の型を模した街灯が並べられているのを見逃してはならない。
そして、入り口にはミス・ビードル号で世界初の無着陸太平洋横断飛行を達成したクライド・パングボーンとヒュー・ハーンドンの銅像が建てられている。
屋外展示の紹介。ここ三沢航空科学館は、三沢基地が米軍と共用の基地であるということもあってか、米軍機が展示されている珍しい場所でもある。
UP-3A。米軍から借受ける形で展示されている。対潜哨戒機ではなく、汎用輸送機として使用されていたもの。
機内にも入ることができる。ゆったりと使われるためか、席数は少なめになっている。
コクピットも入ることができた。古い機体なので計器がいっぱいだ。
F-16A。初期型(ブロックまでは知らない)のF-16で、日本国内で展示されているのはここ三沢航空科学館だけのはずだ。
航空祭では人が多くてじっくり見ることが難しいが、ここでは360°どの方向からでも自由に見ることができる。これだけだと、あんまり強そうな戦闘機には見えないなあという印象を持つ。もちろん、現在はマルチロールファイターとして、世界各国で活躍しているのだが。
次は自衛隊機を。
LR-1。MU-2の陸上自衛隊向け連絡機だ。
こちらもコクピット内を見学することができる。計器盤から四角の部品が外されていることから、一部グラスコクピット化が進められていたことがわかる。
F-4EJ改。第8飛行隊の部隊マークが施されている。すでに多くのF-4が退役し、今後も退役が続きますが、他にも展示される箇所が増えるとうれしいなあと思いますね。
F-1。第3飛行隊の特別塗装機。
T-2。隣にはブルーインパルス塗装もありますが、やはり通常塗装の機体も見たくなりますね。
T-2/F-1の、この前から見た時のヨタヨタした感じが好きなのですが、伝わるでしょうか。
展示機は大切に扱われているようで、機内に入ることのできる機体であっても、状態はかなりよかったです。次は館内編。